グッチのフリーダ・ジャンニーニ、今秋立ち上げのメークラインは"目元"に注力!
Beauty 2014.08.28
グッチのレディースウェア、メンズウェア、アクセサリー各部門のデザインを統括するクリエイティブディレクター、フリーダ・ジャンニー二。これまでグッチ初の女性用香水「Gucci by GUCCI」なども手掛けてきたフリーダは、この秋にグッチのメークラインを打ち出す予定。発表される新商品の中では、専用特殊ブラシがついてくるマスカラが一番お気に入りだという。「女性の自信と官能性は、瞳から様々に訴えられるもの。挑発的にも、女らしくも、かわいくも、タフにも。女性が示したい態度や姿勢を、瞳から主張できると思うの」と、「style.com」に対して語っている。
メークアイテムには、ユーザー目線でのフリーダ自身の様々な考えが詰まっているという。彼女が特に注力したのがアイメーク用品。美人デザイナーとして知られるフリーダだが、自分の顔では口元にはあまり自信がなく、メークではいつも目元を強調しているから、とも打ち明けてくれた。「リップスティックを塗ろうとするたびに、実はちょっとイヤになっちゃうの。塗ったものが、何だか顔中に広がってしまうような印象になる気がしてね」
新メークラインでは、英トップメークアップアーティストのパット・マグラスと、ヘルスケアや化粧品などで知られるプロクター・アンド・ギャンブル社とコラボ。新商品には香り付きのものもあり、フリーダは当初あまり乗り気でなかったが、説得されてその考えを変えたという。その結果、リップスティックには「ブルーチョコレート」の香り、ファンデーションには花のアロマがつけられることになった。
「最初にパットとプロクター・アンド・ギャンブルに『こうしたい』と伝えた原則は、メークアイテムはあまり香りが強くてはいけないということ。自分自身、使っていてそういうものは好きじゃないから。もっと抑えたものが良いと思うのよね」とフリーダは商品開発の経緯を語った。「でも、薬用製品みたいなものはいけないでしょうと説明されて、それもそうだから何か香りを付けようということになったの。香水を開発するときと同じように、様々な香りを試してみたわ。チョコレートの香りというアイデアは、もちろんすごく気に入ったわよ。チョコレートを思い起こすものを唇につけるなんて夢みたいじゃない? 特に、チョコレートを食べるのを我慢している身であれば!」
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