ダンスチャレンジのポイントは? LE SSERAFIMのカムバック曲「CRAZY」に夢中です。
LE SSERAFIMが4thミニアルバム「CRAZY」でカムバック。8月30日のリリース以来、朝の支度の最中に「タッタラッタ、タラッタタッタラ〜タ」と、無意識に口ずさんでいることに気づき、私は「CRAZY」に夢中なんだということを実感している。
リリースの前日である8月29日には、韓国でメディア向けのショーケースを行ったLE SSERAFIM。1stミニアルバム「FEARLESS」に収録された「ANTIFRAGILE」でのアフロ・ラテンスタイルや3rdミニアルバム「EAST」で披露したトラップなど、常に新しいジャンルを披露して音楽活動の幅を広げてきた彼女たち。今回も、いまグローバル音楽市場を席巻しているEDMをベースとしたハウスジャンルに挑戦し、グループに新たな風を吹き込んだ。
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音楽だけではなく、パフォーマンスから見える新しさもInsgtagramやTiktokといったSNSを席巻している理由だろう。これまで、パワフルなグルーブ感のあるパフォーマスを魅せてきた彼女たちが、腕と足を直角に保つポーズをとるヴォーギングダンスをベースに直線的で洗練された動きを見せる。SNSのチャレンジ動画を見ながら私も片足を上げてバランスをとるポーズをこっそり家でやってみる。が、この動きって本当に難しいんですよね! 足を上げたままキープする時間も想像より長く感じ、当然、最後までキープし続けることもできませんでした。(大きな声では言いませんが、クラシックバレエ15年経験者) それを見越した現地の記者からは「ライブパフォーマンではこの動きをどう消化しますか?」という質問が出たほど。それに対して、クラシックバレエを長らくやってきたKAZUHAでさえ「実際に踊ってみると体幹が本当に必要だった」と話し、HONG EUNCHAEは「このパフォーマンスのためにコアを鍛え、片足で立ったまま歌唱する練習をたくさん行いました」と、カムバックのために懸命に準備してきたことを伝えた。
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KIM CHAEWONは「新しいジャンルに挑戦しました。いろんなジャンルを消化できるLE SSERAFIMとみなさんから言われたい」と「CRAZY」を聴いた人々の反応を楽しみにしていることを伝え、SAKURAは「トレンディでありながらLE SSERAFIMらしい曲」と自信を覗かせた。
KIM CHAEWON
SAKURA
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アルバムに収録された最後のトラック「Crazier」にメインプロデューサーとして参加したHUH YUNJINは「誰もが夢中になる夢を持って生まれるもの。生きていく中で、ときに他人の基準に合わせてしまうこともありますが、そのような中でも何かに夢中になることの大切さを伝えたい。曲を聴いて勇気を持ってほしい」と話した。
HUH YUNJIN
KAZUHA
HONG EUNCHAE
いま、私をいちばん夢中にしている「CRAZY」のダンスチャレンジ。「一緒にコラボレーションしたいアーティストは?」と聞かれ、HUH YUNJINは「難しいかもしれませんが、みなさんにチャレンジしていただけると嬉しい」と答えた。その後、全員が「みんな! すべての方!」と口々に答え、その言葉に私は背中を押してもらったような気持ちに。たとえ失敗しても、いまはうまくできなくても、夢中になる何かが毎日を楽しく過ごすための大切な種になりますよね。(エディター SAYA YONEKURA)
photography: (P)&(C) SOURCE MUSIC
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