恵比寿で見つけた、ピュアな参鶏湯とオモニのパンチャン。

こんにちは、編集まりモグです。

パンチャン（おかず）や1品料理がおいしい韓国料理の店が、恵比寿に今年オープンしました。韓国料理の聖地・大坂で愛される老舗の初東京進出だそうです。恵比寿には焼き肉店は多数あるのですが、焼き肉ではないコリアン、が個人的にはポイント高いです。
この店に来たら絶対外せないのが参鶏湯。そして初めての方には、参鶏湯が含まれたコース（￥5,500）がおすすめです。まずはオモニのイラストが目を引くビール＆ハイボールで乾杯！

そこに運ばれてきたのは、キムチ、ナムル、佃煮……とテーブルを賑やかにするパンチャンの数々。どれもすっきりとキレイな味わい。特に、「自家製韓国海苔の佃煮」は、海苔の風味もしっかり生きていて、ずっと食べ続けたくなる逸品。（販売もしているそう！）
さっぱりとした野菜のナムル→旨味感じるキムチ→海苔→野菜のナムルと、無限ループの始まりです。お腹の準備運動、ばっちり。

パンチャン約10種、具たっぷりのキンパ、チャプチェ、ポッサム（もしくはプルコギ）を楽しんだあとは、手袋を装着し「活ワタリガニのケジャン」タイムへ。臭みがなく、みずみずしいカニの身は、甘エビのような食感。きれいに食べ終わったところで、本命の登場です。

同店自慢の「韓味一のサンゲタン」は、大阪で40年以上も愛される「韓味一」のオモニ朴三淳さんによる、由緒正しき鍋。赤いクコの実と錦糸卵が上品で、丸鶏の中はもち米オンリーという潔さ。しっとりさっぱりとした鶏肉も美味ですが、スープがまたたまりません。ずっと飲んでいても罪悪感がない清廉潔白な味が、冬の身体に染みます。

このピュアな味におすすめしたいお酒は、マッコリのシャンパーニュともいわれるソンマッコリ。昔、韓国の本店にまで押しかけたほどお気に入り。シルクのような滑らかさと繊細な泡が魅力です。

店名どおり、恵比寿駅前のなかなかつらい坂の上、、、に立つ同店ですが、焼き肉でもない、ジャンクでもないピュアな韓国料理は、これからの季節は特におすすめです。