シークレットサンタの来るクリスマス
24日のランチからイギリス中の家族親戚が集まって、26日のボクシング・デーの朝ごはんまで総勢17人で賑やかに過ごす3日間のクリスマス。
ギャンブル家では、大量のプレゼントを買って贈り合う最近のクリスマスの習慣に一石投じて、数年前からシークレット・サンタ方式を導入しています。
11月頃に、クリスマスに集まるメンバー全員の名前を書いた紙を1人1枚ランダムに選んで、残りの紙を入れた封筒を次のファミリーに郵送→そのファミリーがくじを引いて次のファミリーに郵送、と言う非常にアナログなくじ引きによって、誰のプレゼント担当なのかが決まります。そして当然、自分が誰のシークレットサンタであるのかは当日までお口チャック。
この制度導入前には、年に1、2回しか会わない遠い親戚や毎年変わる夫の従兄弟たちのボーイ/ガールフレンド(『去年の子の方が良かったじゃん!』とか言えないし)などなど、クリスマスに会う人全員用に買う(&いただく)プレゼントの数が半端なくて、いつもストレスフルでした。
しかし、めでたくこのシークレットサンタ制度になってからは、エンターテインメント要素も含まれていてワクワクするし、気が楽だし、何と言っても無駄な消費をしないで済むから◯。
プレゼントをあげる方もあげる方で、身バレしない方に様々な工夫を凝らします。数年前にもらったギフトのラベルに『五月様』と美しい日本語で書いてあったので、
『(日本人の)義母でしょ!』と自信満々にアナウンスしたところ、
「No!それ実は私!ハロッズのカウンターで働いてた日本人に頼んで書いてもらったの!」と親戚のエリザベス叔母さんが非常にご満悦に種明かししてくれました。たゆまない努力です。
そう言うわけで、 日本風に丁寧にラッピングなんてした日には『この包み方は絶対サツキだよね』と直ぐにバレるので、わざと無作法に包む裏技も習得済み+ラベルの名前は左手で書く。
そして25日の朝に全員で輪になって1人づつ順番にプレゼントを開けながら、
『これをくれたシークレットサンタは・・・◯◯◯?!』
と名探偵を気取ってサンタ探しをするのも、我が家なりのクリスマスの醍醐味なのです。
ARCHIVE
MONTHLY