キャサリン皇太子妃がダイアナ妃から受け継いだ2,000万ドルのジュエリーとは?
Celebrity 2024.12.05
現在、キャサリン皇太子妃が所有する数々の貴重な宝飾品の中には、故ダイアナ妃が身に着けていたものも含まれている。中でも注目されるのが、エメラルドをあしらったアール・デコ様式のチョーカー型ネックレスだ。このネックレスは、かつてダイアナ妃が意図せず、本来の用途とは異なる形で使用したことで話題を呼んだ。
2022年12月、ダイアナ妃から受け継いだエメラルドのネックレスをつけたキャサリン皇太子妃。photography: PA Photos/ABACA
キャサリン皇太子妃は、2011年4月29日にウィリアム皇太子と結婚して以来、英国王室から多くのコレクション品を贈られており、その中には故ダイアナ妃が所有していたものも含まれている。
最も有名な品のひとつが、キャサリン皇太子妃が婚約の際に贈られた象徴的な指輪だ。この指輪はスリランカ産の12カラットのオーバル型サファイアを中央にあしらい、14個のラウンドダイヤモンドで囲まれたデザインで、ゴールドのリングにセットされている。しかし、キャサリン皇太子妃はこれに加えて、同じく目を見張るような宝飾品も贈られている。それは、カボションカットのエメラルドとダイヤモンドで彩られたアール・デコ様式チョーカー型ネックレスだ。
英国のメディア『ザ・サン』によると、このネックレスの市場価値は2,000万ドル(約30億円)とされている。このネックレスは、エリザベス女王の祖母であるメアリー王妃が最初に所有していたもので、1911年のデリー・ダルバール(国民会議)でジョージ5世の即位を祝うために贈られた。その後、1921年に王室御用達の宝石商ギャラード社によってリメイクされた。
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ダイアナ妃がカチューシャとして着用
1953年にメアリー王妃が亡くなると、このネックレスは彼女の孫娘であるエリザベス女王に譲渡されたが、エリザベス女王は生前一度も公の場で着用することはなかった。その後、1981年7月29日にチャールズ皇太子との結婚のため、ダイアナ妃に生涯貸与として贈られた。このネックレスは、1981年から1997年8月31日のダイアナ妃の死去まで彼女の手元にあった。
この宝飾品は、1985年にダイアナ妃がカチューシャのように着けてメルボルンで夫とともにダンスをした際に有名になった。当時、ダイアナ妃がその使い方を変えたのは意図的なものではなかった。
王室の伝記作家であるキティ・ケリーは「ピープル」誌に次のように語った。「首につける際に、彼女はそれを頭から通そうとしたら、ネックレスが引っかかってしまいました。そのネックレスが額に沿っている様子がとても気に入ったため、彼女はそのままそのスタイルで夜を過ごすことに決めたのです。」
ダイアナ妃が亡くなって以来、ロイヤルファミリーのメンバーがこのネックレスを着用することはなかった。2022年12月の夜、キャサリン皇太子妃が初めてこの豪華なネックレスを首にかけ、ダイアナ妃に敬意を表した。
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1985年、メルボルンでのダイアナ妃とチャールズ皇太子。photography: Avalon/ABACA
From madameFIGARO.fr
text: Louise Ginies (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi