アン王女、女性初の英海兵隊元帥に就任か?

Culture 2021.03.01

イギリスのエリザベス女王は、ヘンリー王子とメーガン・マークルに最近返上させた複数の名誉称号を、誰に引き継ぐかまだ決定していない。実はそのうちの役職ひとつの後任選考はほぼ確定しているとも言われており、実現すれば画期的な決定となるかもしれない。

アン王女のコピー.jpgエリザベス女王の即位60周年記念に際し、テムズ川の水上パレードに参加するためチェルシー港に到着したアン王女(2012年6月3日、ロンドン)Photo : Abaca

女王エリザベス2世は2月19日、ヘンリー王子とメーガン・マークルが就いていた名誉職を一部返上させ、王室からの離脱、いわゆる「メグジット」を最終的に承認し署名した。

現時点で問われているのは、複数ある役職のうち誰がどの名誉職を引き継ぐかという点だ。女王からは今のところ何の公式発表もないが、『タイムズ』紙は、バッキンガム宮殿筋の非公式のうわさでは娘のアン王女がその後任者のひとりとして選ばれるかもしれないと報道した。

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必然的な人選…

2017年のフィリップ殿下の公務引退時、孫のヘンリー王子が海兵隊元帥の名誉称号を引き継いだ。当時その後任の人選が当然だと考えられたのは、サセックス公爵ヘンリー王子が退役兵士のもとを訪れ、その精神的な支えとなっていた経緯や、9年間アフガニスタンで従軍し、陸軍大佐として国に奉仕した経歴があったからだ。

けれどもエリザベス女王はメーガンとヘンリー王子が王室を離れることについて、「ロイヤルファミリーの公務と距離を置いている彼らは、公務生活に課される責任や義務を全うし続けられない」と明確に表明。そういう経緯でヘンリー王子の叔母にあたるアン王女が海兵隊元帥の名誉称号を引き継ぐ可能性が浮上していて、これが実現すれば女性として初の就任となる。

texte : Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr), traduction : Yuriko Yoshizawa

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