「アジア人であることを誇る!」 グレイズ・アナトミー出演女優が叫ぶ。

Culture 2021.03.25

ビデオに注目。3月20日、「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」や「キリング・イヴ/Killing Eve」で人気の女優サンドラ・オーが、アメリカで急増するアジア系人種差別に対してピッツバーグで行われたデモに参加、熱のこもった叫びをあげた。

 

「すべての人に聞きます…もし、何かを見かけたら、私を助けてくれる? 私の兄弟姉妹を、助けてくれる?」

3月20日、ピッツバーグで行われたデモの際、「グレイズ・アナトミー」で人気の女優サンドラ・オーは、アジア系住民に対する差別に反対し、熱のこもったスピーチをした。3月16日にアトランタとその郊外の複数のアジア系マッサージサロンが銃撃された事件では、犯人のロバート・アーロン・ロングに殺された8人のうち、6人がアジア系の女性だった。この事件を受けて、この週末、アメリカでは何千もの人々が各地の大都市で開催されたデモに参加した。

「ここは我々の家」

韓国系カナダ人女優であるサンドラは、メガホンを手に、アジア系コミュニティに対する暴力行為を告発するために集まった人々に向けてスピーチを行った。「声を上げてください、我々はアジア人であることを誇る! ここは我々の家だ! と」。彼女はこう叫び、現場にいたフォトジャーナリストが撮影した動画は、SNSでシェアされた。

「アジア系コミュニティの大多数にとって、これは恐れと怒りを表現する初めての機会です。耳を傾けてくれる人々すべてに感謝します」と表明するサンドラ・オーのスピーチはThe Pitt NewsのYouTubeでシェアされた。

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1年で3795件の反アジア人差別行為

銃撃事件から2日後の3月18日、サンドラ・オーは、喪に服すアジア系アメリカ人コミュニティに向けて、サポートのメッセージを投稿した。

 

 

「3月16日にジョージア州で殺された8人の魂、その家族に愛情とサポートを送ります。私は打ちのめされ、怒りでいっぱいです。みなさんの多くが恐怖を感じているのはわかります、でも怖がるのはやめましょう」と彼女は書いている。そのメッセージはコロナウィルス によるパンデミックが始まって以来急増している、アジア系住民への人種差別行為にも共鳴するものだ。

アジア系への人種差別と戦うアメリカのアソシエーションStop AAPI Hate のリポートによると、2020年3月19日から2021年2月28日の間に、アメリカでは3795件のアジア系住民に対する暴力が報告されているという。

texte : Stéphanie O'Brien (madame.lefigaro.fr)

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