ナタリー・ポートマン、イザベル・アジャーニ...ディオールのショー最前列に集ったセレブたちをチェック!
Fashion 2025.03.05
フランスのクチュールメゾンが3月4日、パリ・ファッションウィークの幕開けを飾った。いつものように、一流のセレブリティたちが最前列を彩った。
ディオール秋冬 2025-2026年 コレクションでのナタリー・ポートマン。(パリ、2025年3月4日)photography: Stephane Cardinale - Corbis / Corbis via Getty Images
ついにその時が訪れた。ニューヨーク、ロンドン、ミラノでのショーを経て、ファッションウィークは現在パリに移り、3月11日まで開催される。伝統に従い、ディオールは3月4日に祭典の幕開けを飾った。2025-2026年秋冬コレクションを発表するために、マリア・グラツィア・キウリが率いるディオールは、招待客たちをチュイルリー庭園に招待した。多くのセレブがこの機会に集った。今回、女優でアンバサダーを務めるナタリー・ポートマンは、ヴィクトリアン調のブラックドレスを着用し、スタンドカラー、バルーンスリーブ、そして胸まわりに施されたレースのディテールが特徴的だった。
一方、アメリカ人女優のミシェル・モナハンは、まったく異なるスタイルでフォトコールに登場した。ウエストをベルトで締めたグレーのスーツを着こなしていた。数日前にセザール賞で煌めくドレス姿が話題となった映画『L'Amour Ouf(原題)』の新星マロリー・ワネックも、ショーの最前列で姿を見せた。さらに、ジュリエット・アルマネ、イザベル・アジャーニ、バティスト・ジャビコーニらも来場した。
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『オーランドー』からのインスピレーション
今回のコレクションで、マリア・グラツィア・キウリは、ヴァージニア・ウルフの1928年の名作『オーランドー』からインスピレーションの一部を得た。この作品の主人公は、ある朝目覚めると女性になっていた。「この本は、ヴァージニアの友人であり、恋人でもあったヴィタ・サックヴィル=ウェストへのラブレターなのです。(...) 彼女はその性的アイデンティティやジェンダー表現を通じて、1920年代の社会的規範を打ち破りました」と、V&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館のキュレーターであるロザリンド・マッキーヴァーは説明する。ヴァージニア・ウルフが『オーランドー』を執筆した当時、ジェンダーの境界は徐々に曖昧になり始め、女性たちはよりマスキュリンな装いを取り入れるようになっていた。こうしたインスピレーションは、ディオールの2025-2026年秋冬コレクション全体に反映されており、時代を再解釈した英国風スーツ、ロマンティックな襟のシャツ、レザー素材、そして透け感を活かしたデザインが特徴となっている。
From madameFIGARO.fr




























text: Augustin Bougro (madame.lefigaro.fr) translation: Hanae Yamaguchi