キャサリン妃がカジュアルコーデに込めたメッセージ。
Fashion 2021.06.25
6月22日、キャサリン妃がロンドンの自然史博物館をサプライズ訪問した。カジュアルなアウトフィットの仕上げは、お気に入りのエコフレンドリー・ブランドのスニーカー!
ロンドンの自然史博物館を訪問したキャサリン妃。 (ロンドン、2021年6月22日) photo : Abaca
キャサリン妃が英国のファッション・アイコンたる理由のひとつは、その適応能力にある。オーソドックスでも、カジュアルでも、TOPに合わせて、いつも非の打ち所のないスタイルをチョイスしているからだ。
6月22日も、彼女はその適応能力を発揮した。ロンドンの自然史博物館を訪れたキャサリン妃は、とてもリラックスした装い。シンプルなブルージーンズにラルフ ローレンのタンクトップ、クロエのサーモンピンクのジャケットで、注目を集めた。
装いの仕上げにキャサリン妃が選んだのは、お気に入りのVejaのスニーカー。このブランドを愛用しているのは彼女だけではない。2018年、メーガン夫人も公式訪問の際にVejaをはいた姿が目撃されている。
自然史博物館を訪れたキャサリン妃の足元には、Vejaのスニーカーが。 (ロンドン、2021年6月22日) photo : Abaca
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レスポンシブルなブランド
Vejaは、環境問題に関して強いメッセージを発信する、リーズナブルプライスのフレンチブランド。キャサリン妃がはいているのは、99ユーロ(約1万3000円)の「Esplar」で、特に環境に配慮したモデルだ。その名前は、2005年から同ブランドがパートナーシップを結ぶブラジルのNGO団体から。
同団体はノルデステ地域の有機農家や家族経営の農家を支援している。このシューズは、100%リサイクル素材を使用し、水と塩の使用を減らした環境に優しいなめし加工を施している。
キャサリン妃の今回の装いの中で、ひとつだけ、エコフレンドリーと言いにくいのはジーンズ。デニムが私たちの手元に届くまでには、何百リットルもの水、農薬、洗剤を要し、さらにそれが遠く離れた国から輸入されてくることが多いからだ。
環境へのインパクトを配慮したジーンズのブランドも生まれているいま、キャサリン妃のワードローブに、エコフレンドリーなジーンズが加わる日も近いのでは?
text : Narjiss ESSAFI (madame.lefigaro.fr)