日本初となる新コンセプトストア「コーチ新宿」がオープン。

日本で10店舗となるコーチの新たなフラッグシップストアが、2014年10月29日、新宿にオープンした。昨年9月に就任し話題をさらったエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターのスチュアート・ヴィヴァースの世界観をより感じることのできる新コンセプトのストアは、今回が日本で初めての出店となる。

ストアデザインはウィリアム・ソフィールドが率いる「Studio Sofield」。ブロンズのロゴが掲げられたエントランスをくぐると吹き抜けの開放的な空間が迎えてくれる。2階に続く階段の壁一面にはバッグコレクションが並び圧巻だ。1階のウィメンズ、2階のメンズの2フロアともに、インテリアは落ち着いた雰囲気。メタリック調のタイルや特注したというハンドタフトのウールカーペットなどが重厚感を与え、スチールとレザーで作られたカウンタースツールやスエードを用いた起毛革のベンチなど、レザー技術を巧みにあしらったディティールがエレガンスを添える。

2階には、カスタマーサービス（修理工房）が登場。バッグやレザーアイテムの修理のほか、イニシャルの刻印、ストラップ調節などのサービスが受けられる。ストア内に併設されているのは日本初の試み。

「ブランドの変革が進むにつれて、何か違うもの、コーチにとって、そしてラグジュアリーにおいてユニークなものを創出したいと思いました。ウィリアム・ソフィールドと私が生み出した、ストアの新しい姿は、ブランドイメージを大幅に変える要因になるでしょう。コーチは、洗練されていながら遊び心に溢れ、そして本物志向なブランドだと」と、ヴィヴァースが言うように、ブランドの新章を予感させるニューショップの誕生だ。