石井ゆかりの星占い

2024/11/18 - 11/24

やぎ座

やぎ座

12.22 - 1.19

2008年からの長い「冥王星山羊座時代」が今週20日、終わりを告げます。この間、何か大きなものを失ったかもしれませんが、それ以上に大きなものを手に入れた貴方がいるだろうと思います。生まれ変わるような体験をした人、何か大きなことをやり遂げた人、生きる世界が様変わりした人も少なくないはずです。
「自分自身」の変化がここで一段落したところで、ここからは「自分の所有するもの」が変わっていきます。生まれ変わった新しい自分として、今度は「何が欲しいか」が変化し始めます。世の中にはさまざまなものがあります。高価なものもあれば、値段のないものもあります。自分とは関係ない、と思っていたものを、ここから手に入れることになるかもしれません。あるいは、これまで欲しくて仕方がなかったものが、もうどうでもよくなるかもしれません。

人間は、自分ひとりの欲を満たすだけなら、それほど多くのものは消費できません。大きな欲には必ず、それを分かち合う他者、自慢したい相手、支配したい相手、圧倒したい相手などが絡んできます。また、多くの財を手にすれば、それを欲しがる誰かが集まってきます。欲は、大きくなればなるほど、さまざまな人間関係を巻き込むのです。ここから先の貴方の欲は、そのスケールが増すにつれて、誰か特別な人との関係性というテーマに重なっていくだろうと思います。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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