いまこそほしい、美・調理戦士「ラゴスティーナ」。

Gourmet 2018.04.19

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2018年6月発売、「ロッセラ」シリーズのシチューポット。16cm¥30,240、20cm¥34,560。シリーズには、ほかにストックポットやソースパン、フライパンなどがある。

使い勝手のよい調理道具というのは、美しい形をしているもの。そして洗練されたデザインは、料理の意欲をかき立ててくれます。

デザインの美しさに定評のある調理器具ブランドと言えば、まず名が上がるのがイタリアのラゴスティーナでしょう。

1901年にイタリア北部のピエモンテ州オメーニャで設立され、110年以上にわたって世界各国で愛用されてきたラゴスティーナのブランド哲学は、世代を超えて使い続けられる耐久性と、愛され続けるデザイン性の高さを兼ね備えていること。

1955年に発売されたステンレス調理器具シリーズ「カーサ・ミア(我が家)」は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にも選ばれています。自社デザインによる同ブランドの調理器具は、取っ手の継ぎ目、蓋のつまみなどの細部に至るまでが優美な曲線で形作られ、そのラインの美しさを鏡面仕上げによって際立たせているのが特徴。

パスタ鍋「パスタイオーラ・ピュウ」のユニークなデザインは、パスタにこだわるイタリアらしく、理想的なパスタを作るために研究を重ねたすえに生まれたもの。本体、ストレーナー(湯切り器)、蓋の3パーツから構成されていて、中央のストレーナーに備わる大小2種類の穴は、沸騰時の気泡を小さくし、鍋中央への対流を促すことで吹きこぼれによる温度低下を防ぎます。

そしてドーム型の蓋は、ゆであがったパスタを和えるボウルにもなり、そのままサービングディッシュとしても使えます。鍋本体は普通に深型鍋として使うこともできますし、ワインクーラーにしても違和感のないデザイン。パスタ好きのみならず、キッチンに置いておきたい鍋のひとつです。

また6月には、新しいシリーズ「ロッセラ」が登場。ステンレス、アルミニウム、セラミックを重ねたマルチレイヤー構造によって、すぐれた調理性、耐久性、手入れのしやすさを実現しています。“そのままテーブルに出せる美しいなべ”ということを誇りとしているラゴスティーナですが、イタリアンレッドカラーが美しい同シリーズは、まさにそれを象徴する調理器具といえるでしょう。

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ラゴスティーナのパスタ鍋「パスタイオーラ・ピュウ」。2サイズあり、18cm(4.0ℓ)¥24,840、22cm(6.6ℓ)¥37,260。

 

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リゾット専用なべの「リゾットなべ ラゴフュージョン」直径24cm¥37,800。耐久性と熱伝導に優れたアルミニウムとステンレスの全面3層構造、底面はさらにアルミニウムとステンレスを加えた本格5層構造を採用。米のひと粒ひと粒を包み込むように加熱することでアル・デンテのリゾットが仕上がる。上面に木、下面にステンレスを組み合わせた蓋は鍋敷きとしても使える。

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texte : TATSUHIKO WADA

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