家庭料理のレシピで、おいしい世界一周。 スパイスでエネルギーチャージ! シンガポールの朝食。
Gourmet 2020.11.16
料理研究家の平野由希子さんに教えてもらった世界の家庭料理。フュージョンが楽しいシンガポール料理の中でも、パワーチャージや二日酔いにぴったりな朝ごはんを紹介。
SINGAPORE|シンガポール
さまざまな人種や文化が入り交じるシンガポールは、料理もまさにフュージョン。薬膳も盛り込んで、身体の芯から元気に!
豚骨ベースの出汁に、アジアの香り漂うスパイスが融合したシンガポールの薬膳スープ。港で働いていた労働者の食べ物だったこのメニューは、旨味がありながらも、すっと身体に染み込んでいく。ご飯にスープをかけたり、タレや香菜、中国の揚げパン油条で自由に組み合わせて。元気が欲しい時や、二日酔いの朝にもおすすめ!
竹製のランチョンマット¥130、箸¥60、白磁のレンゲ¥190、ソースを入れた白磁のミニボウル¥330、藁の丸いトレー¥110/以上グランピエ その他/スタイリスト私物
バクテー
材料(2人分)
豚スペアリブ 600g
玉ネギ 1個
干しシイタケ 1枚
ニンニク 4かけ
薄切りショウガ(皮付き) 3枚
水 1.5L
塩 少々
五香粉 少々
香菜 1茎
油条 適量
ご飯 適量
-A-
八角 1個
クローブ 5〜6粒
黒コショウ 5〜6粒
花椒 小さじ1/2
シナモン 1/2本
-B-
醤油 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
-タレ-
醤油 大さじ4
みりん 大さじ2
ニンニク 1かけ
赤唐辛子 1本
作り方
- スペアリブは、沸騰した湯に入れて茹でこぼす。干しシイタケは水200㎖につけて戻しておく。
- 1のスペアリブ、半分に切った玉ネギ、水につけて戻した干しシイタケ、ニンニク、ショウガ、香菜の根、シイタケの戻し汁、水1.5L、Aを加えて火にかける。沸騰したらアクをすくい、弱火にして約1時間煮込む。
- Bを入れ、さらに約10分煮込む。塩、五香粉で味をととのえる。
- タレを作る。小鍋に醤油、みりん、芽を取って薄切りにしたニンニク、半分に切って種を取った赤唐辛子を入れて半量になるまで煮詰める。
- ザク切りにした香菜、油条、ご飯を添える。ご飯にスープをかけ、3の肉に4のタレをつけていただく。
※タレは、市販のダークソイソースでも可。
*『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋
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photos : AKEMI KUROSAKA (STUH), stylisme : YUMI NAKATA, recettes et cuisine : YUKIKO HIRANO, collaboration : AWABEES, UTUWA