【空港ラウンジ】ロンドン・ヒースロー空港のファーストクラスラウンジ、つかの間の疲れを癒やしてくれるのは......カレー?!
Travel 2026.03.18
フィガロ.jpのカルチャー/グルメ担当のカナイです。先日、シャンパーニュメゾンによるイベント取材でロンドンへ。いつも海外取材に来ると「帰りたくなーーい! まだまだいろいろ行きたい、聞きたい、見たい、知りたーい!!」と空港で泣き喚きたくなるのですが、そこはオトナなのでグッと堪えて飛行機を待っているわけで。
そんな情緒不安定な私も、飛行機を待つ間、どう過ごすか考えるのもオトナの愉しみだなと思えるようになった今日この頃。免税店で買い物も最高ですが、搭乗までの時間をリラックスしたいならやはりラウンジを堪能することに尽きます。というわけで、ロンドンはヒースロー空港の「ブリティッシュ・エアウェイズ・ファーストクラス・ラウンジ」に潜入! 限られた時間の中で堪能したレポートをお届けします。
アフタヌーンティーとホットドッグ。
ビジネスパーソン向けの電源付きのソファとテーブルが並ぶ廊下を抜け、ラウンジスペース入り口へ。100mlサイズ缶のソフトドリンクコーナーが、移動で疲れた身体を労ってくれます。ソーダやトニックもこちらで確保できるので、後ほどハイボールやトニック割りを楽しみたい人はこちらで補充しましょう。お隣にはアフタヌーンティーコーナー、まさに英国です。スコーンにクロテッドクリーム、ジャム、ビスケット、ブルーチーズ、ミモレット......。
お隣にはサンドイッチやラップロールも。ティーバッグをカップに入れてお湯を注いでいる間に、好きなスナックをチョイスするのがスマートかも。さらに驚いたのはホットドッグコーナーがあること!
ケチャップ、マスタード、カレーソースからセレクトでき、ハラペーニョ、ザワークラウト、サルサ、揚げタマネギのトッピングも可能。映画館や空港などちょっとだけ非日常を感じる時、ついホットドッグを食べてみたくなることってありませんか? 私はあります。
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「カレー」はイギリス人の国民食。
そうしてホットドッグコーナーを覗いていたのですが、後ろからいい香りがするのです......カレーの。
訪英前、「イギリスに行くならカレー食べたほうがいいよ」と何人かの知人からアドバイスをもらっていました。植民地支配時代、インドのスパイス料理から独自に発展を遂げた英国風カレー「チキンティッカマサラ」。明治時代に日本に伝わり、さらに発展を遂げてカレーライスに......という歴史を思うと、なんだか感動。
チキンティッカマサラの鍋の隣にはほかほかの長粒米が。これはやはりカレーライスにするしかない、とオーバルな皿に米を盛り付け、チキンティッカマサラとひよこ豆のダルカレーをトッピング、ピクルスを添えていただきます。辛さはあまりなくだいぶマイルドですが、じわじわした旨味が口内に広がり、スパイス感がしっかりと余韻を引いて、確かにおいしい。一説によればロンドンのパブでフィッシュ&チップスより食べられているというチキンティッカマサラ、なるほどイギリスの国民食なわけですね。
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ワインもスピリッツもカクテルも、ノンアルコールも。
ドリンクも充実の品揃え。スパークリングワインがクーラーで冷やされ、この日は赤、白ワインともに4種類ずつのボトルがフリーフローで味わえました。
そしてイギリスといえばジンの国、そしてスコットランド・アイルランドではウィスキーも名産品です。ワインコーナーを通り抜け、ラウンジいちばん奥のコーナーにはスピリッツ・リキュールのボトルがずらりと並びます。
グラスに氷を入れてジンとベルモットを注ぎ、よくステアしてオリーブを飾ればマティーニだって自分で作れます。
驚いたのはアルコール度数0.0のタンカレー(ジン)が置いてあったこと。ロックグラスに注いで味わっててみると......お、確かにジンっぽい! もともとジュニパーペリーやインフューズされたボタニカルの香りの特徴が出やすいジンという飲み物、香気成分がしっかりしていると意外にも満足感があるものだな、と納得。
日本ではまだまだ限定的な輸入にとどまっている印象のあるノンアルコールドリンクですが、海外に行くとスーパーの棚に大きなノンアルコーナーがあるのを見かけることも多くなってきました。シチュエーションやオケージョンでアルコール/ノンアルコールの楽しみを切り替える「フレキシブルドリンカー」が増えている証拠かもしれません。
なんてことを言いながらメールチェックをしていたら、搭乗時間が迫ってきました。フロントから、「いちばん端の搭乗口だね、車用意してあるからそれに乗って」とのこと。ヒースロー空港、めちゃくちゃ大きいのです......カートで着いたと同時にゲートの受付が始まりました。
まだまだ行きたいところも欲しいものも見たいものもたくさんあるロンドン、いつかまたこのラウンジで「帰りたくないなー」と言える時を夢見る今日この頃です。

フィガロJPカルチャー/グルメ担当、フィガロワインクラブ担当編集者。大学時代、元週刊プレイボーイ編集長で現在はエッセイスト&バーマンの島地勝彦氏の「書生」としてカバン持ちを経験、文化とグルメの洗礼を浴びる。ホテルの配膳のバイト→和牛を扱う飲食店に就職した後、いろいろあって編集部バイトから編集者に。2023年、J.S.A.認定ワインエキスパートを取得。
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