
こんにちは、吉田パンダです。前回の続きで、今回も“田舎暮らし”編です。サングラスのマダムに招かれて門をくぐったその後ですが、怒られることもなく敷地を案内してもらいました。敷地内に4軒の家があり、マダムが住んでいるのはその中で最も大きい、18世紀にはシードル作りを営んでいたお屋敷。古い外観はそのままに、窓などは新しくなっています。

よかったらシャンパンでも飲んでいく?と、ここに住むミリアムさん。よく見ると、スニーカーは何気にコム デ ギャルソンですね。さすが!←なにが。

大きな4つの梁がこの家を支えていますが、そのうちのひとつには年代が彫られていました。築266年!

ダイニングルーム。ほんとに突然お邪魔したんですが、いつ人が来てもいいように整っているところが、もうスゴイ。

旦那さんとツーショット。2年後にはこの家を売って、ギリシャの離島(!)に引っ越すそうです。「『フィガロジャポン』の読者で、この家に興味がある人はいないかしら。ヨロシクね」とミリアムさん。

ご興味のある方は、不動産も扱っているお近くのパンダ商事へご連絡くださいまし。

庭は2,000平米以上あるかと思われます。ここはその一角。

さて、ミリアムさんのシードルハウスを後にして、水車小屋へと向かいますが、その前に。

すぐ近くで「Vide Maison(引っ越し売り)」をしていたので、そちらも訪ねました。

来週にはこの家を引き払って引っ越しをするのよ、とフランソワーズおばあちゃん。どんなものを売っているんですか?

鉄製の古いアイロンは、ご主人のジェラールさんのコレクションだそうです。

この秤もジェラールさんのコレクション。「ほれ、カメラの重さを測ったりするのに必要じゃろ。ひとつどうかな」と売り込まれますが、「なんでやねん」。

ちょっと来い、と今度はジェラールさんが案内してくれました。この小さな離れには冷蔵庫、洗濯機が置かれています。

こっちから見るのもいいんじゃよ、と庭側にも連れてきてくれました。このブランコやシーソーで遊んでいた子どもたちももう巣立ち、来週にはこの家ともさよならなんですね(涙目)。

などと寄り道ばかりしながら、ようやく着いたよ水車小屋。

宿泊棟。ウチの窓もこんな感じの作りです。なんだか親近感。

歴史遺産に指定されている水車。さすがにいまは使われていませんが、その歴史は12世紀に遡ります。

水車小屋とそれに連なる家屋は、いまはアーティストレジデンスであり、コンサートや催し物を定期的に行う施設となっています。トリュフォーがこの場所で『突然炎のごとく(原題:Jule et Jim)』(1961年)という映画を撮ったことでも有名(?)です。ほかにも数多くの映画監督、文化人がここを題材に作品を作り、現在にいたっては吉田パンダさんがブログの題材に取り上げた、、と。

周りには何もありませんが、宿泊もできますので古民家好き、自然好きの方にはおすすめです。

庭の置物。ウチに置いたら唐突感があるので、やめておきます。

すっかり寄り道がメインになってしまいましたが、前回につづき、お宅訪問と水車小屋でした。次回は庭仕事します(宣言)! どうぞお楽しみに。
photos et texte : PANDA YOSHIDA

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida



