まだ続くお祝い気分と雪化粧のパリ。
大阪からパリへ到着した飛行機を降りた途端に「寒い・・!」と思わず身震いしたけれど、今年の仕事初めの朝は前日の深夜から降った雪で雪化粧になりました。いつもなら既にエッフェル塔に登る人々が長蛇の列をなしている朝9時のシャンド・マルス公園は、人影もまばらで静まりかえっていました。でも空気が澄んで青空が広がっていて、エッフェル塔の展望台からはブローニュの森まで綺麗に見渡せそう。池の水が凍っているので、鴨たちも氷の上を歩いていました。
大晦日から日本へ行っていてお正月気分でパリに戻ってきたら、パリはノエルのお祝いムードが続いていました。商店街のイルミネーションも12月のままだし、ノエルのデコレーションのカフェやレストランも目につく。通りを歩いていると、まだサパン(クリスマスツリー)を飾っているお宅もちらほらと窓の外から見える。フランスは12月末まではノエルと新年のお祝い期間です。デコレーションもサパンも12月中に片付ければいいので、ノエルが過ぎた途端に正月飾りに変わり、きっと今頃はバレンタインの雰囲気が盛り上がっている日本よりも随分とのんびりしているのです。
我が家もサパンとテーブルリースを処分したのは数日前。パリ市のサパンの回収サーヴィスの最終日にようやく回収場所へ持っていきました。回収されたサパンは粉砕されて、植樹や除草に再利用されます。
12月は毎日多忙でノエルのディナーの当日の朝にやっと配達してもらったサパン。捨てるのが勿体無くてそのまま残して日本へ発ったけれど、乾燥して枝が落ちることもなく深い緑色でまだ元気な状態だったので、パリに帰ってきてからも1週間楽しませてもらいました。
そういえばまだガレット・デ・ロワを食べていない。早くしないと新年を祝うガレット・デ・ロワの季節もそろそろ終わりに近づいています。
ARCHIVE
MONTHLY