エルメス主催の馬術大会 ソー・エルメス(Saut Hermès)
グラン・パレで開催されたエスメス主催の馬術大会「ソー・エルメス」に行ってきました。この大会は馬具工房を起源とするエスメスが2010年からシャンゼリゼ通りにあるグラン・パレで毎年開催している馬の祭典で、フランス語で跳ぶという意味のSaut(ソー)、つまり障害飛越競技の大会です。
子供の頃から乗馬好きな父親に連れられて渋々馬に乗っていましたが、あるとき障害の練習中に落馬してからはすっかり馬が怖くなり辞めてしまいました。でもフランスに来てから馬で森を散歩する楽しみを再発見し、馬術関係の友人ができて再び興味を持ち始めました。そういうわけで今回は気持ちを新たにして、ドイツで馬術競技の仕事をしている友人や、乗馬が趣味のサロンのお客さまと馬の専門医になるために獣医学部で勉強している彼女のお嬢さん達と一緒に行って来ました。
会場にはカフェや、フォトサーヴィス、馬具製作の実演ブースなどが設置され、選手のウォーミングアップも見ることができて競技開始時間まで楽しめるようになっています。トップクラスの馬は美しいですね!毛並みはツヤツヤで立髪も綺麗にセットしてもらってすごくかわいい♡
ショップは馬具や乗馬服やスカーフなどが中心で、馬のモチーフのカレやチョーカーが売れているようでした。エルメスの馬具は、皮が柔らかく手に吸い付くようにしっとりとしていて、私が使っていた硬い鞍と大違いだわ(^_^;)
子供にも大人にも大人気で長蛇の列ができていたのが3Dメガネを掛けたエルメス乗馬体験。乗馬が大好きな獣医の卵のマジョレーヌがトライ。メガネから風が出て、パリの街を馬で駆け足するのを体感して結構本格的だと喜んでいました。
そして競技前には関係者と招待客専用のカクテルもありました(^ ^) シャンパンはルイ・ロデレール、食事はその場でシェフが調理してくれるブッフェスタイル。キャラメリゼしたりんごとフォアグラが美味しくて、またこのケータリングのオーガナイザーでもある知人にあれもこれも食べてみてよ!と言われるままパクパクと食べて、おしゃべりしてシャンパンを飲んでいたら競技が始まってしまい、かなり遅れて観客席に行ったら席に他の人が座っていて、結局通路に座って競技を見る羽目になってしまいました(泣)
夜の部だったので一種目のみで、障害を落とすと減点、後はタイムで順位が決まります。息を凝らすように次々と障害を跳ぶ馬と選手を見詰める観客。馬術大会に来るのは昨年のフォンテーヌブローの馬術大会以来ですが、一流の選手と馬の気品と迫力のある動きに感激しました。
優勝候補のフランスの選手は馬が障害を拒否してしまい棄権。優勝はスイスの馬術家ピウス・シュヴァイツァ氏!彼は58歳ですが、馬術は年齢に関係ないのが良いですね。
photo : http://www.grandprix-replay.com/
表彰式の後もまだまだソー・エルメスは続きます!(次のブログに続きます)
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