1日1行で心を整える☆
会社員時代に「綺麗にしてるね」「意外!」(←ちょいちょい失礼だな…と思ってたけど)と職場の同僚たちに感心されたのは、私のデスク。
昔から勉強でもなんでも机に向かう時、机の上がスッキリ、ミニマムでないと集中できないので私の机上は物が少なく整理整頓されていました。
そのかわり机の下に分厚いファイルや資料、左右の引き出しはパンパン。
(左の引き出し2段目奥はお菓子ストック専用)
と言う訳で、今も自宅の机の上はスッキリしてます。
そんな机に向かって先日から始めたのが、『写経』です。
以前から興味はあったものの始めるきっかけを逃してばかりでした。
やるなら今!
と言う訳で、初心者用の書き込み式のテキスト『般若心経 写経帳』(コスミック出版)を購入。
本来は硯で墨をすることからスタートするのですが、書道セットは実家においたままなので今は筆ペンで。
写経とは、お経をそのまま書き写しすこと。
般若心経は、正式名称を「摩訶般若波羅蜜多心経」といい「大般若経」と言う600巻からなる経典を276文字にまとめたもの。
作者不明で、いつ書かれたものかははっきりしていませんが、玄奘三蔵(西遊記の三蔵法師のモデル)が7世紀にお経を学ぶために中国からインドへ行き、古代インド語のサンスクリット語で書かれた原文を持ち帰り、中国語に翻訳したものが基になっているそう。
写経は、1行に17文字(もしくは18文字)を収めます。
本書は初心者用なので1ページ目にはその行の意味解説、2ページ目が文字の書き方のワンポイント解説、3ページ目で実際に書き込む方式なので使いやすい。
慣れない筆ペンはなかなか扱いにくく苦戦してますが、書いた後に赤ボールペンで自分で添削するのも面白く、すっかりハマってます。
上質なお香を焚きながら良い香りの中で書くとより良いそうですが、お香を切らしていたので、今はムッシュUさんにいただいたお線香を灯して。
が、これがまた素晴らしい芳香で呼吸が深くなります。
毎朝1日1行、一文字一文字をゆっくりと丁寧に書いてゆくと心が落ち着き、リラックス。
また意味を噛みしめるように書いていると、気持ちも洗われるようで、終わった後は清々しさに満たされ気持ちいが良いです。
時間にしたら5分程度のことですが、その5分は1日を始めるの前に心を整えてくれるので今は毎日愉しく続けてます。
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パリの1枚。
夏日のルーヴル☆
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