パリ7 区☆Ryst Dupeyron
日が長いこの時期、さっぱり爽やかな夏のパリで飲みたい気分になるのはもっぱらロゼワイン♡
パトロール中に以前から気になっていたワインカーブ“Ryst Dupeyron”へ立ち寄ってみました。
と言うのも、店先のLaurent Perrier(ローラン・ペリエ)のプロモーションにも惹かれて…。
それほど広くはない店内ですが、ワインは所狭しとぎっしり。
これは自分で好みのものを探すのはなかなか難しそう…と思っていると、お店のマダム登場。
こちらは1905年にフランス南西部のアルマニャックの生産で有名な町Condom(コンドン)創業の老舗だそう。
家飲み用のロゼワインを数本とバヴェットステーキに合う赤ワインのオススメを伺いました。
バヴェットにはシラーなどちょっとパンチのあるワインを、と思っていたのですがマダムのお話を伺ううちに美味しいブルゴーニュワインが飲みたくなってしまいました。
そして奥からお店のご主人が登場。
写真を撮らせていただていた私に
「表に出てるのは普通のワインね〜。撮るならこっち!」
と言われて入った奥の小部屋にはワインマニアにはたまらないであろうな有名シャトー、ドメーヌの年代物ワインがズラリ。
「すごい!」と見惚れてしまい、そんな小部屋ではカメラを構えることを忘れてしまうダメブロガー…。
マダムが
「うちはアルマニャックも豊富なのよ」と。
思わず自分の生まれ年をチェックすると70年代は3段目にあり、その上には当然60年代、50年代とずらり。
マダム曰く、年代物でこの大きな瓶となるとそれなりのお値段にはなるけれど、うちは樽で仕入れているからミニチュアボトルサイズで販売することも可能で、それだとリーズナブルだし、大切な人へのちょっとしたプレゼントにもオススメよ!と。
見せていただいた掌サイズのボトルは確かにプレゼント、パリのお土産にもよし。
普段の家飲みワインなどは気楽にスーパーでパパッと買うことも多いけれど、時々はこうしてワインカーブでお話を伺うと、それぞれ店主さんのこだわりやワインへの思い入れも様々で、料理やチーズごとにこのワイン!と言う提案はとても参考になります。
というわけで、購入したロゼワインはいずれも美味しいく、そのロゼ色も地域、葡萄、造り手によってかなり違うので飲み比べが楽しい。
プロヴァンスのDomaine Ott(ドメーヌ オット)は、桃を連想させるピンク。
実際味わいも桃やアプリコットっぽく、ほんのりスパイシーさも。
Domaine De La Croix(ドメーヌ・ド・ラ・クロア)のCru Classe(クリュ・クラッセ)。
これはかなり色が淡く見るからに繊細。
お味はエレガント。
上のワインと同じドメーヌのCru Classé Irresistible Rosé(クリュクラッセ イレジスティブル)は、かなりしっかりめのピンク色。
とてもフルーティーで後味すっきりな飲みやすさでした。
魚からお肉まで守備範囲が広く合わせやすいロゼワインは年々好きになってます。
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