Akram Khan☆Théâtre des Champs-Elysées
1月11日から14日までパリのThéâtre des Champs-Elysées (シャンゼリゼ劇場)で上演されたAkram Khan(アクラム・カーン)の最新作『GIGENIS, THE GENERATION OF THE EARTH 』を鑑賞してきました。
今回はこのあたりの席で。
見慣れた天井ですが、来るたびに撮ってしまう。
劇場の建築には、主にアールデコの要素が反映されていますが、その一部にはアール・ヌーボーの影響も感じられ、アール・ヌーボーの優美さとアールデコのモダンさが調和した素敵な空間。
ところで、ダンサー・Akram Khan(アクラム・カーン)を知ったのは、初めて観たのは、大好きなバレエダンサー・Sylvie Guillem(シルヴィ・ギエム)との共演でした。
彼は、バングラデシュ系イギリス人のダンサー、振付家で、現代ダンスとインド古典舞踊「カタック」を融合させた革新的な作品で知られています。
彼のスタイルは、伝統と現代性を繊細に結びつけ、物語性や哲学的なテーマを深く掘り下げる点が特徴的と。
本作は、インド古典舞踊への回帰をテーマにしていて、カーン自身を含む7人のダンサーと7人のインド古典音楽家が共演。
物語は、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に触発され、王位を巡る2人の兄弟の対立と、戦争に翻弄される母親の視点から展開。
エキゾチックな音楽が印象的でもありました。
普段コンテンポラリーダンスを観る機会は少なく、コロナ禍後は初めてと久しぶりだったのですが、ダンサーたちの体の動き、特に今回感じたのは指先の動き。
専門的なことはわからぬ私ですが、ダンサーの卓越した技術に惹き込まれ、その世界に没入。
やっぱりダンスって素敵で面白い!と感動でした。
『GIGENIS, THE GENERATION OF THE EARTH 』は、アクラム・カーンの50歳を記念する作品として、彼のルーツであるインド古典舞踊への深い敬意を感じる、現代的な解釈を融合させた意欲的な作品だったと思います。
*****おまけのパリ*****
近所のパン屋さんに毎年登場する50人分ぐらい?な巨大ガレット。
1ピースずつ販売。
この中にもフェーヴは仕込まれているのかな?!
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