打ち上げはES☆
スキーバカンス@オーストリアからパリに戻るとしばらくはちょっと体に違和感を感じます。
高地に体が慣れた後なのでパリの空気が濃く感じたり、日中は体が軽く動きやすく、そしてやたら夜の眠りが深くなる。
体の節々に疲労も感じられ、ようやく元に戻ったと思うのは私の場合は戻ってから1週間後ぐらい。
体調、腹時計も元気に回り出したところで、怪我なく終わったこと、なんだかんだ楽しんだスキー合宿の打ち上げディネとなれば行く先は大好きレストラン“ ES”(エス)。
打ち上げ気分、ちょっと贅沢にシャンパンBollinger(ボランジェ)ロゼを1本。
「お帰りなさ〜い」と笑顔の本城シェフ&パティシエール・真理子さんに迎えられ美味しく始まったディネ。
まずはアミューズの「イチョウガニのサブレ、鱒の卵」を摘んで、その繊細な美味しさに唸る。
最近マルシェで見かけるようになり、食べたいと思っていた季節のモリーユ茸がラビオリで登場。
キノコ全般好きですが、このお肉のようなモリーユはやはり格別♡
K「チーズソースも美味しい!」
夫「きっと本城シェフは“普通のパルメザンです”とかって言うんだろうけど全然普通の美味しさじゃないんだよな〜」
そう言えば前回コメントでご質問があったので。
今もパンには美味しいポンクレのバターが添えられております♡
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/-le-ponclet.html )
人参の旨味と甘味を存分に感じたBIOキャロットのスープにラングスティーヌ。
毎度思うのですが、こちらでいただくラングスティーヌは天下一品。
菊芋クリームの上に帆立貝のポワレ&コック、クレソンの苦味とシトロンキャビアの酸味がアクセント。
ホロホロ鳥をcoq au vin(コック・オー・ヴァン)のソースで。
ブルゴーニュ名物の雄鶏の赤ワイン煮込みcoq au vin(コック・オー・ヴァン)は大好きな料理ですが、それをソースでいただくとはなんと贅沢な♡な一品。
しかも載ってる、大きな黒トリュフスライスが香る♬
夫「お腹どう?」
K「ここまで余裕です。まだまだ全然入るけど、これってヤバい?」
夫「俺も余裕なんだけど。たぶん合宿で胃が大きくなってるな…」
と、てっきり「肉料理=ホロホロ鶏」で食事は終わりだと思っていると、そこに本城シェフが軽やかに登場♬
パイ料理に目がない私たちは言葉をなくし、とにかく目が釘づけ。
先日いただいた鴨(青首!)パイの美味しい興奮も記憶に新しいところですが、今回は「リ・ド・ヴォとオマールブルトン」のパイ包み。
リ・ド・ヴォとオマールブルトンと言うこれまた最高に贅沢なコンビ…♡
ほっぺが落ちる!(落ちた)と感動的な美味しさでした。
パイ包みのようにクラシックで王道的な料理ほど誤魔化すことができず完成度に差がでそう…と思う。
このお料理の前まではお腹に余裕を感じていましたが、こちらをしっかりいただいて心地よく満腹。
そしていつも通りパティシエール・真理子さんのデセールは別腹なのです。
毎度崩すのが勿体無い美しさ♡
キルシュのエスプーマとクリーム、トンカ豆のアイス、グリオットチェリーとフランボワーズにカシューナッツのキャラメリゼ☆
夫「隣りのテーブルのムッシュさ、さっきから真理子ちゃんのファンって感じだな」
K「え、、あなたも気づいてた?!私もさっきからあのムッシュ、真理子ちゃんが来るたびに鼻の下が伸び伸び。彼女?と一緒なのに鼻下伸び過ぎ…」
夫「ま〜君のように嫉妬深い人と一緒だと男も大変…」
K「蠍座なんで。でも蟹座のあなたも12星座の中じゃ嫉妬ランキングは上位だよ〜」
ほうじ茶のアイスと水出しほうじ茶のゼリー☆
その味と香りに癒され、
満を持しての3皿目は、ラム酒と蜂蜜のスフレ☆
いただく直前に真理子さんが「和三盆」をかけてくれて完成。
これが単に粉糖ではなく「和三盆」なことで風味豊かに、スフレがよりコクまろになった印象です。
それにしても本当に綺麗にまっすぐに焼き上がったスフレ!
お好みで更にラム酒追加OKと言うことで、ちょっと入れてみると香りが一段と増しました。
K「このアッツアツのスフレに、添えられた冷た〜いハチミツアイスとを交互に食べるのがたまらん!」
夫「ノーンっ!スフレとアイスを一緒に食べるべし♡」
お互い自分の食べ方を譲らなぬまま完食。
食後のカフェを待つ間に栗のケイク。
大栗が柔らかく繊細でこれまたペロリ。
最高に美味しい合宿打ち上げディネを満喫した夜でした。
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