
三月大歌舞伎☆
パリの1枚。
今頃パリの桜も綺麗に咲いているんだろうな〜。
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年初に掲げた2019年の目標エトセトラの1つが「歌舞伎鑑賞の際、真夏以外は着物を着ること」。
着物ネタはブログにもちょこちょこアップしていましたが、母の着物を仕立て直すなどして一時は着物熱が盛り上がったものの、またすっかり遠ざかっていたので今年は積極的に着ようと思っています。
そんな気持ちに更にプレッシャー、拍車をかけてくれたのが、今シーズンもおもいきりお世話になったスキーコーチ&ガイドのヘリー、この人。
ようやくガラケーを卒業した彼はWhatsApp(LINEのようなインスタントメッセンジャーアプリ)を使ってスキー合宿終了後もちょこちょこ近況を報告してくれるようになりまして、その中でのやりとりはじめ、スキー中からヘリーはなぜか「着物」に興味津々なのです。
「ケーコ、着物はいつ着るんだ?」
「着たら写真を送って!」
ヘリーのためにも「三月大歌舞伎」には着ます!帯は桜柄と決めてました。
が、しかーし残念なことに毎回お願いしている着付けの先生との都合がどうにも合わず。
夫「まだ自分で着れないの?」
K「自分で着たら歌舞伎座に着く頃には崩壊する…」
というわけで、今回の着物は断念。
夫「ヘリーががっかりするよ…」
K「これ送っておこ。。何年か前のホリデーシーズンに着た時の」
そう言えばパリに友人が遊びに来てオペラ・ガルニエ宮にご一緒した際に彼女が着物を着てくれたことがありました。
その時はすれ違うフランス人はじめ多くの外国人の方から声をかけられ、褒められ、とても素敵だったことも思い出しました。
早く私も自分でチャチャっと着付けられるようにならないと…。
と言うわけで年初の目標がズルズルと崩れ始めている今日この頃ですが、来週には4月!
新年度スタートと言うことで、気持ちも新たに着物を着る機会を増やしたいと思います。
さて、久しぶりの歌舞伎鑑賞は、いつも通りに地下のお土産処木挽町広場をチェックしてお持たせ用お菓子をなどを調達。
賑やかなわちゃわちゃ感が楽しい木挽町広場は3月は桜満開☆
今回観劇したのは夜の部で、「盛綱陣屋(もりつなじんや)」「雷船頭(かみなりせんどう)」「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」の3作品。
中でも私が一番感激したのは、「盛綱陣屋(もりつなじんや)」の子役たちの熱演。
中村勘太郎くん(勘九郎さんの長男)、寺嶋眞秀くん(寺島しのぶさんの長男)が愛らしいのなんの♡
(眞秀くん↓画像は筋書きより)
特にセリフが多く、この演目のほぼ主役とも言える勘太郎くんの演技は可愛いだけでなく、大人たちの心を打つ名演。
長ゼリフを噛んだり、間違えたり、言い淀むこともなくスラスラと。
(勘太郎くん↓)
この作品は鎌倉時代の設定で、徳川家康が豊臣秀頼を攻めた大阪の陣を素材に佐々木盛綱(兄)、高綱(弟)は、あの!真田信幸&幸村の兄弟をモデルにしたもの。
数年前の大河ドラマ「真田丸」で真田兄弟の人生を知ったこともあり、敵味方に分かれた兄弟と親子の哀しき情愛を描いたストーリーはよりわかりやすいものでした。
あらすじは割愛ですが、その中で高綱の息子・小四郎は祖母に切腹を促され、最初は幼子らしくイヤイヤと拒否するのですが、最後には自ら切腹を選び、その理由と潔い散り方は涙無くしては見られない!
あまりに健気で立派で、小さな武士の生き様に感動しました。
兄弟、親子の思い、複雑な人間関係が絡み合って織りなす物語に争いの非情さ、哀しさが描かれた時代物大作☆
(歌舞伎座オフィシャルサイトより)
話は変わって、、私にとってオペラやバレエ鑑賞にはない歌舞伎鑑賞のお楽しみが歌舞伎座でいただくお弁当。
今回は花籠弁当をいただきました。
ハマグリのお吸い物も添えられ季節感満載。
そして二度目の幕間にいただく紅白白玉の入った焼きたての鯛焼き。
今回はラスト3個の時点での滑り込み〜。
と、今回も観て食べて楽しんだ歌舞伎公演でしたが、次回こそ着物を着る楽しみもプラスしたいと思います…。
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