パリで夢を見ている

ギメ東洋美術館「Infinis d'Asie」展

先日、フランス、パリのギメ東洋美術館で展示中の「Infinis d'Asie」展のヴェルニサージュに招待していただきました♫

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フランス人の母、ベトナム人の父を持つJean-Baptiste Huyuhさんの写真展は2019年2月20日から5月20日まで開催しています。

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ご本人から直接作品の説明を聞くことができました。

写真展では、アジアについての独特な眼差しを持つJean-Baptiste Huyuhさんが撮影する写真を通した秘められた世界を紹介しています。

今回の「Infinis d'Asie」展では3つのテーマがあります。

1つは、女性の表情を通した旅。

2つは、美術館の収蔵作品を通した旅。

3つは、アジアの旅。

年代順、テーマ別、視覚的に構成されていてます。この3つの分野の共通点は、澄み切っていることです。

Jean-Baptiste Huyuhさんは、20年以来に渡り慣れ親しんだ日本、インドなどアジアの国々の表象となる精神的なシンボルを撮影しました。

【日本】を主題に撮影された写真。↓

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アジアの旅、そこで出会った人々、その土地でみられる光から着想を得たJean-Baptiste Huyuhさんは、彼の写真を通して被写体を非時間な世界に収めしようとします。

【インド】を主題に撮影された写真。↓

展覧会の写真の大半は白黒写真ですが、インドで撮影された写真は特別でした。

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Jean-Baptiste Huyuhさん「僕の仕事の中で、色はインドで表れます」とおっしゃっていました。

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だいたい1990年から2007年まで長期的に一人のベトナム人女性を撮影し続けた作品シリーズ「Huyen」はとても美しく印象的でした。

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一人の女の子の幼い表情から、一年後には女性的な表情にグッと変化していたり、内面的な変化が顔に表れています。

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Jean-Baptiste Huyuhさんは「僕の考え、僕の願いは、僕自身が撮影の間に対面した関係に鑑賞者を置くことです」とインタビューで話していました。

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今回の展覧会のきっかけは、Jean-Baptiste Huyuhさんがギメ東洋美術館のコレクションの仕事から2年後に、ギメ美術館のSophie Makariouは、彼の20年以上にわたる回顧展を行うことを提案しました。

ギメ東洋美術館のコレクションの器などを正面から撮影した作品は月面に見えます↓

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展覧会を通して、「夢のようなアジアに対する関心、旅を通して、ギメ東洋美術館のコレクションの中で、作品と対話しながら、想像上の秘められた旅を生きたと語ってほしい」とJean-Baptiste Huyuhさんは私たちに話しました。

アーヴィング・ペンやロバート・メイプルソープを想起させるような美しい白黒写真を通した、アジアの旅をフランスで見てませんか?

会期は5月20日まで。

 

ギメ東洋美術館

住所 : 6, place d'Iéna 75116 Paris

開館時間 : 10時〜18時

休館日 : 火曜日

http://www.guimet.fr

 

矢内 美春

東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、渡仏。
レンヌ美術学校(École européenne supérieure d’art de Bretagne)のアート科に編入し、写真・絵画・陶芸を用いて作品制作をする。同校にてDNAP(フランス国家造形芸術免状)を取得後は、IESA(Institut d’Études Supérieures des Arts)でアートマネージメントを学ぶ。東京(Misa Shin Gallery)やパリ(Galerie Taménaga)の画廊、アートフェア(ASIA NOW/パリフォト)で研修を受ける。

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