やっと叶ったホテルステイ、 東京駅に隣接して泊まる感覚は旅情たっぷり!東京ステーションホテル
~丸の内/東京~
ホテルへBon Voyage 2013.06.22
日本屈指の利用客と日本の陸の玄関口でもある東京駅。その丸の内駅舎内に「東京ステーションホテル」が改装・開業を迎えたのが、2012年10月3日。5年半にも及ぶ長い時を費やし美しく改装された赤煉瓦棟は、よりエレガントに、よりモダンに、圧倒的にインパクトの強い姿で私たちの前にお披露目されたのです。建物が国の重要文化財であること、1945年の東京大空襲で破壊された南北の丸形ドームが再建されたこと、そして、来年2014年には東京駅が開業100周年を迎えることなど、華やかな話題に包まれた開業となりました。

夕暮れ時の「東京ステーションホテル」、夕陽に照らされ一段と煉瓦色が美しいホテル全景。
歴史や物語は星の数ほどあるホテルですから、ここですべてを語ることは難しいのですが、その背景の重みを感じながら、開業以来、ずっと待ち続けていた滞在がやっと叶いました。その昔、一度だけ以前のホテルに滞在したことがあります。やや暗い感じの階段を、ギシっという音と共に歩いた「旧東京ステーションホテル」を思うと、現在の館内はまるで別のホテルのようです。日本全国の人々が、テレビやポスターのコマーシャルで目にした広告のキャッチ、「これらの100年」という、感動的なほど印象強いスタート時の言葉が忘れられません。

(左)明け方、「ドームサイド・ルーム」でカーテンを開け、誰も居ない静かな東京駅ドーム内をじっくり観察。(右)エントランスとロビーエリア。
客室は2階~3(1部4階)に全150室。その廊下は駅舎全長の335mをほぼ占めています。今どき贅沢な低層階のホテルですから、横に長く、廊下には貴重な写真やアートが飾られギャラリィとしての役目も担っています。廊下を照らす統一されたライティングの色が一部赤色なのは、エレベーターホールの位置を意味する色でした。長い廊下で行き先を見失わないようにとの'有り難い'心遣い、泊まってみるとわかることのひとつです。

(左)到着の客で賑わうチェックイン・カウンター周り。(右)長い廊下のライトの中に色の濃いオレンジ色の灯りを見つけたら、そこがエレベーターホールの印。
客室人気は、南北2つのドーム周囲に造られている'ドームサイド'の客室28室だといいます。他には、クラシック29室、パレスサイド81 室、メゾネット7 室、スイート4室、ロイヤルスイート1室の構成です。ホテル館内どこにいても、一様に言えるのは、旅好きの人にはたまらない「ターミナル駅内に泊まるワクワク感」でしょうか。親子2代のゲスト、昔の思い出を辿る人、常連客、そしてこの開業をきっかけに獲得した新しいゲストも含め、多彩なゲストに愛されるのがホテルが成長できる礎です。

ヨーロピアンエレガンスを謳う客室は落ち着いた色合いと上質なリネンが快適な眠りを誘う。

(左)客室に設置された魚眼レンズのような鏡、部屋中が見渡せる。(右)バスアメニティも充分に揃っているが、室内には細やかな心遣いのアメニティがずらり。メモ用紙は原稿用紙のマス目が印刷され、かつて文豪が愛したホテルを思わせる。
館内の施設は、4階に400㎡以上もあるアトリウムがあり、朝食会場として使われています。メインダイニングは、2階にあるフレンチ「ブラン ルージュ」、バー&カフェ「カメリア」、バー「オーク」、そして1階には行列の絶えない「ロビーラウンジ」があります。その他、地下には4店舗のテナントがレストランを構えています。もう一つ、是非お薦めなのがスパ「トキオネ」です。意味を尋ねたら、フランス語で現す東京「TOKIO」と、「根」「音」「寝」の「NE」を合わせた造語とか。東京の中心で、喧騒を離れて、静かに癒される空間です。注目は、フランスのスパブランド「TERRAKE」(テラケ)。「地球の誕生に纏わる4つのユニバース(大地、水、大気、植物)をコンセプトに五感を満たす」と謳う、高品質の快適なトリートメントを提供しています。(K.S)

(左)4階に位置する朝食会場。400㎡以上もあるスペースと高い天井の明るいアトリウム。(右)この日の朝にいただいた和洋折衷の朝食、ビュッフェは豊富なアイテムが並ぶ。
東京ステーションホテル
東京都千代田区丸の内1-9-1
Tel:03-5220-1111 Fax:03-5220-0512
www.tokyostationhotel.jp/
部屋数:全150室
料金:2名1室 3万30円~(税サ込、宿泊税別)、
Accommodation: メインダイニング、ロビーラウンジ、バー&カフェ、バー、(テナント/寿司・和食・中華・イタリアン・鳥料理のレストラン)、フィットネスラウンジ、スパ、バンケットルーム、他、
アクセス:電車/東京駅丸の内南口改札に直結

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com



