
こんにちは、吉田パンダです。知っている人も少ないかと思いますが、この「いぬパリ」ブログは2019年で何と連載10周年!! 自分で自分を褒めてあげたいところですが、何よりこのいい加減で不定期な連載を続けさせてくれた(&書籍化までしていただいた)フィガロ編集部の皆様に、この場をお借りして感謝を捧げたいと思います。メルシー、メルシー←軽いなオイ。
思えば10年前、「フィガロ.jpが始まるから、何かコンテンツないかな」と聞かれて「じゃあ、“いぬパリ”どうですか。パリの犬を紹介するっていうテーマで」と提案したのが始まりでした。無事企画が通り、第1回の連載がなんとメキシコ(!)から←いや、もう「いぬパリ」じゃないよね、それ。メキシコのあとはポルトガル、そのあとは、、といった具合にパリがなかなか出てこない、時には「犬」さえ出てこないブログだったのに、よくぞ10年、、オヨヨ(涙)。そんないぬパリの歴史にちなんで(?)、今回と次回は番外編、スペインからお届けいたします。上の写真はグラナダ。アルハンブラ宮殿の夕景を望む、とある丘から。

迷路のような、グラナダ旧市街もいとをかし。

この時は某誌の撮影でマドリッド、グラナダ、バルセロナと回ったのですが、グラナダがいちばん気に入りました。だって、バルで一杯頼むと自動的に一品ついてくるんですよ? 4人で2杯ずつ頼んだら、もうそれで食事が済んでしまうほど。天国ですか?

さて、グラナダの街中で見つけた、古いキオスクを改装している可愛い雑貨屋さん。ちょっと横に回ってみると、、

「オラオラ、ブエノスディアスワン。探し物はなんですか? まだまだ探す気ですか?」と、白黒犬が店番していました。

賢い店番犬の名前はルア。ボーダーコリーとハンティングドッグのミックスだそうです。笑顔が素敵な飼い主のベティさんは2カ月前、10年以上も放置されていたこの古いキオスクを借りて、小さなお店を始めました。

道に捨てられていたルアと出会ったのが飼うきっかけ。初日はまったくモノを食べず、とても心配したそうです。当時のルアの写真があとで送られてきました。きゃ、きゃわわ、、。

地元のアーティストたちが作るものをメインに置いている、ちょっと変わったお土産屋さん。

「グラナダのルアとベティ」っていう物語ができそうなお店ですね。

お似合いなふたり。しばらくここでバイトさせてもらおうかな、、←なんでやねん。

「インスタアカウントはnoninalocartだからよろしくね」とルア。7月にグラナダを再訪するので、また会いに行ってみようと思います。次回はバルセロナから。どうぞお楽しみに。

写真家。長年住んだパリを離れ、現在フランスはノルマンディー地方にて、犬猫ハリネズミと暮らしている。庭づくりは挫折中。木漏れ日とワインが好きで夢想家、趣味はピアノ。著書に『いぬパリ』(CCCメディアハウス刊)がある。instagramは@taisukeyoshida



