シャネル

1910年、ガブリエル・シャネルがパリのカンボン通り21番に帽子店「シャネル・モード」をオープンし、スタートしたシャネル。100年以上もの歴史の中で常に、窮屈で動きにくい装いや社会的抑圧などから女性を解放し、新しい時代とスタイルを切り開いてきた。1913年には柔らかく伸縮性のあるジャージー素材のコレクションを、1926年にシンプリシティとエレガンスを兼ね備えたリトル ブラック ドレスを、1956年には華やかで機能的なツイードのジャケットとスカートのスーツを発表。後にアイコンのひとつ「2.55」となる、ハンドバッグの創案で両手を解放し、1957年にバイカラー シューズに足元にエレガンスを表現した。このほか、ガブリエルが愛したカメリア、コメット(星)、ライオン、パール、リボンといったモチーフも華を添える。これらはシャネルの伝統的なコードとなり永久不滅のファッションアイテムとなっている。1921年には香水「シャネルN°5」を発売。芸術を深く愛したガブリエルだが、とりわけ映画との関わりは深く、衣装デザインやドレスの提供から映画作品への出資まで、映画業界全体への支援活動にも力を入れている。1971年のガブリエル没後、1983年から鬼才・カール・ラガーフェルドがオートクチュールからプレタポルテまで、すべてのコレクションを統括。2019年2月19日に亡くなるまでその職にあった。カールの右腕だったヴィルジニー・ヴィアールがアーティスティック ディレクターを務めたのち、2024年12月からマチュー・ブレイジー就任。

また、シャネルは女性たちの経済的向上や、卓越した職人の技を継承する取り組みにも精力を注いでおり、女性の社会的状況の向上を目指すプロジェクトを支援するシャネル財団を2011年に設立。2021年にシャネルのモノづくりを支える11のメゾンダールと約700人の職人や専門家が集結しファッションとインテリアのメティエダールを探求する複合施設le19M(ル ディズヌフエム)をパリに設立。創設者、ガブリエル・シャネルが打ち出したスタイルや哲学は色褪せることなく受け継がれている。
シャネル公式サイト

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