郊外で、自然に囲まれてリラックスタイム。 御用邸や別荘地の眺めを満喫！ 日光で泊まりたいホテル

都内から車で約2時間。近くても旅気分をたっぷりと味わえる、新しいホテルを紹介。御用邸の近くや大使館別荘地の優雅な景色を眺めて、穏やかな時間を過ごそう。

｜日光｜

ふふ日光｜全室スイートの温泉付き！ 華やかな御用邸に想いを馳せて。

最も気軽に泊まれるスタイリッシュスイート。ベロアの腰掛けの側にはアメリカの古い蓄音機が置かれ、レトロなムード。同じグレードの部屋でも、しつらえが各々異なるので楽しい。

大正天皇から3代にわたって親しまれた日光田母沢（たもざわ）御用邸。その風光明媚な隣地に、贅沢な平屋建てを構えたのがふふ日光だ。ロビーから見える緑豊かな庭では、愛子内親王のお印である五葉つつじがお出迎え。全室スイート仕様の広々とした客室は、大正ロマンを思わせる気品あふれるしつらえで、石造りの内風呂には自家源泉の良質な湯を引いた。メインダイニングでは、宮中晩餐会で供される日本三大珍味などを使った和洋折衷の料理が楽しめる。随所に趣向を凝らした宿で、御用邸さながらの優雅な時間を過ごしたい。

客室の温泉風呂。田母沢の湯は泉質のよさに定評があり、身体を芯から温めてくれる。

アフタヌーンティー（￥4,000）も、紅葉や山茶花を模した練り切りや赤味噌を利かせたトリュフショコラなど、和洋折衷。

ロビーでは高貴な梅の花のランタンが迎えてくれる。

日本料理、節中の懐石。焼き物は3種のソースでいただく「栃木牛のフィレ肉のロースト」。オードブルは上から時計回りに、「黒トリュフのスープ」「鮑のアンチョビバターソース」「フォワグラ照り焼き 芥子」。

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ザ・リッツ・カールトン 日光｜静かな中禅寺湖を眺める、ザ・リッツ・カールトン初の温泉ホテル。

中禅寺湖を望みながら、部屋のテラスでアペロを。紅葉の季節は男体山ビューの客室もおすすめ。

最盛期には40以上もの大使館別荘が立ち並び、避暑地として親しまれてきた中禅寺湖畔。2020年7月、この風雅な地にザ・リッツ・カールトンが誕生した。別荘に訪れた時のような寛ぎを感じてほしいと、華美な要素は削ぎ落とし、館内は優しいエクリュのトーンに。ブランド初の温泉は、1200年もの歴史を紡ぐ日光湯元温泉から源泉を引いた。湯治のため長年愛されてきた硫黄泉の名湯に浸かり、ぐっすりと眠る。気持ちよく目覚めた朝は、木箱に入った見目麗しい朝食を。栃木の深い恵みを味わいながら窓の外を眺めれば、中禅寺湖の静かな水面に心が洗われていく。

最もスタンダードな中禅寺湖ビュー ダブルでも57㎡の広さ。リビングは床暖房完備で冬も快適。ベッド脇にはモダンな透かし彫りが。

大浴場の露天風呂。源泉は無色透明だが、空気に触れると乳白色に変わる。天然保湿成分のメタケイ酸を多く含んだ美肌の湯。

メルボルンのデザイナーが紳士の邸宅をイメージして設計した館内。ザ・ロビーラウンジには、友人宅のような温かみが漂う。

ホテルの総料理長自慢の朝食は、和食と洋食から選べる。ここだけのために飼料から特別な配合で育てた栃木県産の黒毛和牛をローストビーフに。少ない水で倍の時間をかけて育てた味の濃い海老原ファームの野菜を使用。

爽快な辛味の辛子菜をアクセントに。「カサレッチェのアマトリチャーナ」¥2,640

●ホテルの宿泊料金、滞在プランは、客室タイプ、時季、サービス内容で異なるため、予約時にホテルにご確認下さい。
●ホテルによって、別途サービス料や宿泊税、入湯税などがかかる場合があります。
●掲載している商品や料理、スパメニュー等の価格は、標準税率10％もしくは軽減税率8％の消費税を含んだ価格です。取材時から変更になる可能性があります。
●掲載店の営業時間、定休日などは、取材時から変更になる可能性があります。最新情報は各施設に問い合わせ、もしくはHPを参照下さい。
●撮影はコロナ対策に十分配慮し、換気に注意のうえ少人数で短時間で行っています。
●マスク等を外して撮影している場合がありますが、通常ホテルのスタッフはマスクやフェイスシールドなどを着用のうえ、感染対策を行っています。

＊『フィガロジャポン』2021年2月号より抜粋