ふたつの建物をつなげた、ソウルの巨大なベーカリーカフェ。

Travel 2019.05.30

衰退していく工場地帯の復興、朝鮮形式の韓屋(ハノク)が残るエリアのリニューアル。いま、古い建物を生かしたレトロな風貌のカフェが大人気だ。

オニオン|Onion

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注目のデュオデザイナー、ペブリカによる空間。1階は3つのエリアに分かれ、テラスは2棟を合わせて広々。

金属部品や印刷工場が並び、1960年代から続く靴の問屋も集まる聖水(ソンス)エリアが、「ソウルのブルックリン」と呼ばれるほど進化中。この「オニオン」は、70年代に作られた金属部品の工場と、その隣の食堂が合体。中庭の空間も含め、開放感抜群のカフェが誕生した。ところどころにレトロなタイルや、入口には昔の店の看板が残っていたり、店内を見るだけでもおもしろい。弘大(ホンデ)にあるベーカリー、ブレッド05とコラボレーションし、2階にパン工房があるので、常時焼きたてが店内に並ぶ。テラスで古きよきソウルの街並みを眺めながら、ゆっくりと過ごしたい。

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1階には12mもある長いモダンなテーブルが。

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シュガーパウダーがピラミッドのようにかかったパンドール「팡도르」5,000ウォンが人気。2、3人でシェアがちょうどいい。

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エスプレッソがダブルで入ったフラットホワイト「플랫화이트」5,000ウォン

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Onion/オニオン
04797 서울시 성동구 아차산로9길 8
8 Achasan-ro, 9-gil, Seongdong-gu, 04797 Seoul
tel:02-1644-1941
M)聖水
営)8時〜22時(月〜金) 10時〜22時(土、日)
無休
カード)AMEX、DINERS、JCB、MASTER、VISA

※『フィガロジャポン』2018年2月号より抜粋

photos : KAORU YAMADA, coodination : SHIN-HAE SONG (TANO International)

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