人気格闘家による、キックボクササイズで「-3cm」計画。 膝蹴りで腹凹!
Beauty 2016.08.23
どこもかしこも、めざせ「-3cm」! 前回は美くびれを作るキックボクササイズをお伝えしましたが、正直くびれだけでは完璧なウエストとは言えません。なぜなら最近の理想体型は美くびれプラス、平らなお腹にうっすら浮かぶ腹筋の「縦ライン」が必須。でも実際は縦線どころか他は痩せていたとしても下腹部はぽっこり……なんてケースが多いんですよね。
「そういう悩みには膝蹴りですね。脚を持ち上げる動作が下腹部はもちろん骨盤周りの筋肉全般に効きますから、お腹周りが締まりますよ」
膝蹴りとは、相手の胴体を狙って膝を突き出すキックのこと。
今回の指導を担当するのはTRY HARD GYMに選手兼パーソナルトレーナーとして所属している松倉 信太郎さん。慶應義塾高等学校在学中にプロデビュー、最近は国内だけでなく海外での活躍もめざましい若手筆頭株の人気ファイターです。
膝蹴りは試合では相手の肋骨を折ることもある危険な技ですが、キックボクササイズではお腹のムダ肉を撃退するための必勝テク。何が何でも会得すべし! ということで、お手本動画に注目しましょう。
① 左足を前、右足を後ろにし、基本姿勢(ファイティングポーズ)を取る。
② 前足を半歩踏み込んだ後、右膝を斜め前に突き出す。
③ 右足、左足の順に元の位置に戻し、再び基本姿勢を取る。
④ ①~③までの動作を数回繰り返した後、逆に構えて左足で膝蹴りを行う。
「目標は毎日、左右10回ずつを×3セットで。膝を上にあげるだけでは単なる“もも上げ”になってしまうので、お尻から前に滑らせるように膝を突き出しましょう」
より効果の高い膝蹴りを実現させるポイントは、
左:蹴る時に上体を少し後ろに反らすと膝が前に出やすくなる。膝の高さは自分のおへその位置を目標に。右:猫背はNG。膝が前に出ず上がるだけになってしまう。
左:蹴り足側と同じ手は、踏み込みと同時に相手の肩を掴むイメージで前に出す。右手で掴む時は相手の右肩、左手の時は相手の左肩あたりに手を伸ばして。右:蹴りを出すと同時に腕を引くとバランスを取りやすくなる。
見ている分には簡単そうですが、実際やってみるとバランスを崩してよろけたり、前に足をついたりと同じ動作を正確に繰り返すのはやや難しそう。
「蹴った後必ず基本姿勢に戻る、と意識するだけでずいぶん変わりますよ。あとバランス強化なら、こういうエクササイズもあります」
と提案してくれたのは、なんとずっと片足状態で行う膝蹴りエクササイズ。
「動画は3回ずつですが、5回、10回と徐々に連続で行う回数を増やしましょう。慣れればすぐです!」
いや無理だから。絶対こっちのほうが難しいし!
「でもお腹の引き締め効果はすごくありますよ?」
……反論ができないところをつかれました。
追い込みの上手な松倉さんに聞いた日常生活でできる腹凹技は
・座っている時も、骨盤をしっかり立たせる。下腹部の力が抜けにくくなり腹筋強化につながる
・階段はしっかり足をあげてのぼる
・きちんと食事制限や運動をしているのに痩せない時はL-カルニチンのサプリメントを。体の中の脂肪が燃焼しやすくなる。
の3つ。
華麗なる膝蹴りでぽっこり下腹部を無きものに。どの角度から見ても惚れ惚れする美しいウエストを完成させましょう!
《今回指導してくれた人気ファイター》
松倉 信太郎(まつくら しんたろう)さん
K-1甲子園2009 -70kg王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg王者。世界中から強豪選手が輩出される激戦階級-70kgの日本人トップ選手のひとりとしてK-1、9月30日に試合を控えるKrushほか国内外の人気団体で活躍中。楽しく痩せさせてくれるパーソナルトレーニングに定評あり。問い合わせは所属しているTRY HARD GYMまで。

取材・文/惣流 マリコ(そうりゅう まりこ)さん
エステ・スパの専門家でありながらキックボクササイズにハマって以来、都内各所で教え上手なイケメントレーナーを開拓する日々。「強い男こそがイイカラダの女を作る」を信条に本特集を担当。生活情報サイト「オールアバウト」でエステ・スパ情報(http://allabout.co.jp/gm/gt/530/)も発信中。