人気格闘家による、キックボクササイズで「-3cm」計画。 前蹴りで理想のふくらはぎに
Beauty 2016.10.04
体を動かす気持ちさえあれば、どこでも楽しくパーツ痩せできる。そんなキックボクササイズ特集もいよいよこれで最終回! ラストテーマは「ふくらはぎ」です。
むくみもセルライトも一切無い、キレイなふくらはぎは欲しいけれど、下手に鍛えたら筋肉モリモリのシシャモ脚になったりしないかしら?、なんて心配はもちろん無用!
「引き締めたいけど(筋肉を)大きくはしたくない。それこそキックボクササイズの得意分野です」
と断言するのはIKING FITNESSCLUB所属トレーナー、世界チャンピオンとしても活躍する江端 塁さん。
「蹴り足の動きって実は目的のモノや人を蹴る前に、まず地面を蹴っているんです。その時足首をしっかり使って地面を蹴ると、ふくらはぎはどんどん締まっていきます」
蹴りならミドルキックだろうがハイキックだろうが膝蹴りだろうが、ふくらはぎの引き締めに効くってことですか?
「そうです。ただその時に気を付けたいのが、蹴る速さです。1回ずつ丁寧に強く蹴ろうとすると、無酸素運動になるので筋肉を大きくしかねません。リズムよく動いて有酸素運動にするのがコツでしょう」
そう言って塁さんが提案してくれたのは「連続前蹴り」。
前蹴りとはつま先で相手のお腹を突くキックのこと。連続ってどういうこと?と思ったら早速お手本動画をチェック。
- 左足は前、右足を後ろにし、基本姿勢を取る。
- 左手は顔の脇で固定し、上半身をやや左にひねる。
- 2.と同時に、右膝を高く上げた後、つま先を勢いよく前に出す。右手は後ろに振りきる。
- 基本姿勢に戻ったら、今度は上半身をやや右にひねりながら右手を顔の脇で固定。
- 4.と同時に同時に左膝を高くあげ、つま先を前に突き出す。左手は体の後ろに振り切る。
- 基本姿勢に戻って②~⑤を繰り返す。
すごい、まったく体がブレません。こんな連続前蹴りを行うポイントは、
左:体はしっかり立て、常に姿勢よく。猫背や前足の膝の曲げすぎはNG。右:最初から足を伸ばして蹴るのではなく、つま先を床に向けた状態で膝を高く上げる。その後、前に蹴り出す。
左:つま先は相手のお腹をまっすぐ突き刺すイメージで。右:蹴り切った時の理想の姿勢。あごは引き視線はまっすぐ、蹴り足と同じ側の手は後ろに振り切り、お尻や太もも、ふくらはぎをしっかり伸びている。
「左右合わせて毎日50回やりましょうか。リズムよく動けばあっという間ですし」
江端トレーナー、ビギナーにいきなりそれは至難の技かもしれません。
「そう言われてみればそうかも。じゃあ1日30回にしましょう」
(そろそろ皆、言われなくても察してほしい……)ありがとうございます。あと最終回ですから、もうちょっと簡単なエクササイズも教えていただけませんか?
選手である皆さんが日々しているもので、かつ運動慣れしていない女子でもできるような。
「じゃあスキッピングをしましょうか。いわゆる縄跳びですが、縄が無くても大丈夫です。リズミカルに地面を蹴る連続の動作がふくらはぎの引き締めにピッタリです」
「膝を曲げず足首だけを使ってリズミカルに跳びましょう。片足ずつ交互に、しっかり足裏を地面につけてください」
軽快に跳ぶから足音も立ちにくいし、自宅でもできそうですね!
「これも有酸素運動なのでやはり大きくなりません。1日3分、2セットを目安に。音楽をかければあっという間です」
その他、江端トレーナからの日常生活におけるアドバイスは
- 電車の中や信号待ちで立っている時などに、ふくらはぎの筋肉を意識しながら踵をゆっくり上げ下げするプチエクササイズを。
- 蹴りの動作でふくらはぎを伸ばすなら、足首の柔らかさはマスト。入浴後や寝る前には足首を毎日回して柔軟性をキープ。
- 細さにこだわるなら食生活の見直しも必要。早く痩せたい人は特に夕食の量を控えめに、塩分を控えるだけでもむくみが取れて美脚に。
の3つ。連続前蹴りでカッコいいふくらはぎを育てる。足先まで完璧な理想のボディを目指しましょう!
江端 塁 さん(えばた るい)さん
兄の睦さんと共に世界初の「双子のチャンピオン」として知られるWKBA世界スーパーバンタム級王者。「口調はマイルドでも内容はハード」な塁さんのパーソナルトレーニングはIKING FITNESSCLUB(http://www.i.king-fitnessclub.com)まで問い合わせを。試合情報は新日本キック協会サイト(http://www.shinnihonkickboxing.com/)でチェック!