本気で知りたい、デリケートゾーンケア決定版。 水が入ったり、音がしたり。もしかして膣がゆるい？

女に生まれたら当たり前のデリケートゾーンケア。でも、日本はまだまだ後進国。実は聞きたい、でもなかなか聞けない疑問に答えます！

■ 日々のトレーニングで締まりよく。

出産経験者は膣がゆるくなりがちだが、若い未産婦にも予備軍は多い。膣内に高周波やレーザーを照射して、膣粘膜にふっくらした厚みをもたらす治療が広まってきたが、まずは日常生活でトレーニングを。

「アメリカの婦人泌尿器科医が考案した運動療法ピフィラティスは、子宮や膀胱などの臓器を下から支える骨盤底筋群を股関節の動きを利用して鍛えるもの。膣の収縮力がアップし、尿モレや空気モレも改善します」（ピラティスラボ代官山 井上左央里トレーナー・理学療法士）。

腹圧をかけずにゆっくり排尿することも骨盤底筋の衰えを防ぐ効果が。

■日常生活に取り入れるピフィラティス。

力を入れるポイントを確認

バスタオルを筒状に丸め、股の間に挟むように座る。背筋を伸ばし、両足を腰幅に開いて、肛門と尿道を軽く締める。タオルを引き上げ、背を高くするイメージで。数回繰り返す。

寝ながら

1. 仰向けで膝を立て、太ももの間に筒状に丸めたバスタオルを挟む。
2. ゆっくり腰を浮かせて5秒キープし、息を吐きながら腰を小さく弾むように5回動かす。息を吐ききったらゆっくり元の姿勢に戻す。

スクワットしながら

1. 両足を肩幅より少し広めに開いて立ち、手を腰に当て、ゆっくり腰を落とす。
2. 5秒キープしたら、息を軽くふっと吐きながら腰を上下に5回弾ませる。息を吐ききったら元の姿勢に戻す。

＊『フィガロジャポン』2018年1月号より抜粋