マリオン・コティヤールが踊る、シャネル N°5新フィルムの裏側。

Beauty 2020.10.28

世界中で愛され続ける名香シャネル N°5が、2021年、誕生から100周年を迎える。その記念すべき節目に、新たなN°5のアンバサダーとしてマリオン・コティヤールが就任!

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時代を象徴する女性が登場してきたN°5のキャンペーン、新ミューズはマリオン・コティヤール。©CHANEL

10月30日には、マリオンが主演するキャンペーンフィルムの展開も全世界でスタートとなるが、本編公開に先駆けて届けられたフィルムのビハインド・ザ・シーンを、ひと足早く紹介しよう。

満月のパリの夜、橋の上を歩きながら月をじっと眺めているひとりの女性。彼女が月光に照らされたかと思うと、次の瞬間、月面へとテレポートし、そこで待つひとりの男性と出会う。ふたりはたちまち惹かれ合い、情熱的なダンスを踊り始める――。フィルムでは、こんなストーリーが繰り広げられる。監督を務めたのは、ヨハン・レンクだ。そんな監督との仕事を「創造的、そして心が豊かになる幸せなコラボレーションでした」と語るマリオン。美しく、自立していて、フランス的なエレガンスを体現している彼女は、フィルムの中でもN°5にふさわしい独創性、タイムレスな存在感を放っている。

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シャネルでは、キーラ・ナイトレイの「ココ マドモアゼル」、リリー=ローズ・デップの「シャネル N°5 ロー」のキャンペーンフィルムを手がけたヨハン・レンク監督とマリオン。

「N°5 とは、すぐに繋がりを感じました。N°5 は香水以上のもの。芸術作品です。香りの構成は謎に満ちていて、ボトルはモダニズム絵画のように研ぎ澄まされています。N°5 はいまでは香りの正統と見られていますが、その独創性は変わりません。それこそが、アイコンの持つ特性そのものであり、時を超えたタイムレスな存在です。ですから、このアイコニックな香りのストーリーを輝かし続ける役割を得て、私はとても幸運だと感じています」と話すマリオン。

このキャンペーンフィルムにおいて重要なエッセンスとなったのが、ダンス。実は撮影時、踊ることについて不安があったというマリオンだが、そんな彼女を支える存在となったのが、パリ・オペラ座でエトワールを務めたバレエダンサーのジェレミー・ベランガールだ。また、振付はライアン・ハフィントンが担当。マリオンは振り付けを自分のものにするために、5日間にわたってダンスの練習に励んだという。

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ダンスのシーンに挑むマリオンとジェレミー。

マリオンが纏っているゴールドのドレスは、ファッション コレクション部門アーティスティック ディレクターであるヴィルジニー・ヴィアールによるもの。自由に身体を動かすことができる軽やかなつくりと、花と葉をモチーフにした刺繍は、シャネルとメゾン ルサージュのアトリエにて900時間以上をかけて施されたという。優美でありながら、踊ったり、走ったりと、激しい動きにも自由に対応するドレスは、まさにラグジュアリーなセカンドスキンのよう!

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入念なフィッティングで、ダンスシーンにも対応。「このドレスは、動きと自由を表現しています。とてもシャネル的なドレスです!」とマリオンも絶賛。

ビハインド・ザ・シーンにも、さまざまなストーリーが秘められたN°5新キャンペーンフィルム。10月30日公開の本編を心待ちにしながら、いま一度、香りの魅力を再確認してみては?

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