夏の「ノーファンデ」宣言! 一品で美肌になれる下地って?
Beauty 2021.06.19
photo:iStock
マスク生活が続いて、はや1年以上……! 女性にとって、この1年で最も変化した美容習慣は「ベースメイク」ではないでしょうか? 昨年春のコロナ禍以降、美容サイトの検索ワードで新たに登場したのが「マスクにつかない」というキーワードだそうです。そしてこの2021年上半期は「ノーファンデ」というキーワードが頻出したそう。
確かに人に直接会う機会が減り、外出時は常にマスク着用である以上、ファンデーションの使用頻度は下がってしまいましたよね。これまで重要だった「見た目の美しい仕上がり」や「カバー力」の代わりに重視されるようになったのが「薄づき」「フィット感の高さ」(=マスクにつかない)、「肌への優しさ」(=マスク荒れ対策)など。ホントにベースメイクに求める価値観が、ガラリと変わってしまいました。
そして、そんなニーズに応える、優秀なUVケアや下地が続々登場したことも、「ノーファンデ」という言葉が浸透した理由だと思います。ファンデのよさも、もちろんあるけれど、これから化粧崩れが気になる夏。マスク蒸れによる肌荒れや、強い紫外線から肌を守るために、今回はマスク下に味方につけるべき、高機能ベースをセレクトしてみました。
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光の効果でトーンアップ! 顔料フリーの次世代UV
イヴ・サンローランから登場したのは、次世代型のトーンアップUVです。ローズ、ラベンダー、グリーンと3色あるけれど、テクスチャーの見た目はどれも同じ「白」の一色だけ……? 実はこのシリーズ、一般的なファンデや下地に配合する「顔料」を一切使わない、画期的な製品なのです。代わりに配合したのは、可視光をコントロールする独自のトーンライティングパール。色ではなく光の反射で肌悩みを解消します。
塗り心地は本当に薄づきで、乳液みたいななめらかさ。白いテクスチャーなのに、塗ると確かに肌がパッと明るくなるのが本当に不思議です……! 光が当たるとそれぞれほんのり、ローズ、ラベンダー、グリーンを帯びたツヤ肌へと導いてくれるはず。くすみを払い血色感がほしい方はローズ、透明感がほしい方はラベンダー、ニキビ跡など赤みが気になる方はグリーンがオススメ。それぞれの肌悩みに合わせたスキンケア成分を配合しているのも頼もしい限りです。
左から:トップ シークレット インスタント トーンアップ グリーン、同 ラベンダー、同ローズ 各SPF50・PA++++ 40ml ¥7,150/以上イヴ・サンローラン・ボーテ
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薄膜のベールでテカリや崩れを防ぎ、自然なツヤ肌へ
気温も湿度も上昇し、マスク内の不快指数が上がる夏。「崩れたくない!」という方にオススメなのが、テカリ対策に定評のあるプリマヴィスタのスキンプロテクトベース トーンアップです。皮脂を固める粉体と、皮脂を吸着する粉体、さらに、皮脂をはじくオイルというトリプル成分アプローチで、テカリやベタつきを長時間防ぐ働きが頼もしい。
つけた時「わー、軽い」と思わず声が出てしまいました。ともかく膜感が薄いのです……! 肌にスーッと広がり、適度にうるおいをキープしながら、表面はサラリと軽やか。素肌を透かしてほんのりトーンアップし、ツヤやかな質感に仕上がります。自然なうるおい感で、まるでもともとの素肌が美しかったよう。ピタッとフィットしてマスクにつきにくく、長時間つけていても負担感を感じにくい点も◎。日常紫外線をカットするSPF値とPA値は、マスク下にちょうどいいかもしれません。
プリマヴィスタ スキンプロテクトベース<皮脂くずれ防止> トーンアップ SPF20・PA++ 25ml ¥3,080(編集部調べ、7/3発売)/花王
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皮膚科医が開発、全方位から肌を守り自然なツヤ感に
皮膚科医の髙瀨聡子先生が開発を手がけるアンプルールから、夏季限定で登場するのが高機能なトーンアップUV。国内最高基準の紫外線防止効果を備え、ブルーライトやPM2.5など環境微粒子からもしっかりプロテクト。手に取り出した時はピンクですが、実際に塗布すると「透け感」が本当に絶妙なのです。素肌っぽさをキープしつつ、湯上がりみたいに自然なツヤ肌が手に入るはず。
これは花びらのような形状の、特殊な粉体を配合しているおかげ。光をさまざまな角度に乱反射することで、肌をパッと明るく演出するそうです。もう少しカバー力がほしい場合は、コンシーラーかファンデーションを、ほんの少しだけ重ねればOK。肌荒れを防ぐスキンケア成分を配合しており、マスク荒れを防ぐ意味でもうれしい一品です。
ラグジュアリーホワイト WプロテクトUV トーンアップ SPF50+・PA++++ 30g ¥4,620(6/24限定発売)/アンプルール
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遠くない日にマスクを外し、普通にファンデーションを使える日が来るといいな、と心から願います。その一方で、マスク着用によって多くの女性が「ベースメイクの習慣を変えざるを得なかった」ことに、ポジティブな面もある気がしています。
下地を上手に活用することは、実はプロのメイクアップアーティストが日常的に使うテクニック。下地でトーンアップすると肌の均一感や立体感が増しますし、ファンデの量も少量で済み、より素肌に近いナチュラルな仕上がりが叶います。
これだけ多機能なUVケアや下地が、続々と登場しているいま。優秀なアイテムを知っておくと、長い目で見て「素肌っぽさを極めるベースメイク」にきっと役立ってくれるはず。夏場はもちろんですが、新たなベースメイクの定番としてぜひ注目を。
アンプルール お客様窓口
0120-987076
www.ampleur.jp
イヴ・サンローラン・ボーテ
0120-526-333
www.yslb.jp
花王
0120-165-691
www.sofina.co.jp/primavista/
text:Namiko Uno