アンディ・マクダウェルが反対を押し切り、グレーヘアを選択した理由。

Beauty 2021.08.04

彼女は2021年のカンヌ国際映画祭でセンセーションを巻き起こしたひとり。その理由は、映画ではなく、レッドカーペットにグレーヘアスタイルで登場したから。アンディ・マクダウェルが自身の選択について語った。

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カンヌ映画祭のレッドカーペットで、フランソワ・オゾン監督『Tout s'est bien passé』の上映会のため、カンヌのレッドカーペットに登場したグレーヘアのアンディ・マクダウェル。(カンヌ、2021年7月7日) photo : Getty Images

いまから2週間前、クロワゼットはアンディ・マクダウェルの姿に目を奪われた。ロレアル・パリのミューズである彼女は、カンヌ映画祭のレッドカーペット上にグレーヘアで何度も登場した。

『フォー・ウェディング』でヒュー・グラントを魅了したブラウンのロングカールヘアが記憶に残るアンディ・マクダウェル。その彼女が、女性の髪にまつわるタブー(特にハリウッドでは)を破ってセンセーションを巻き起こした。

マクダウェルは、ヴォーグ誌のインタビューでその選択について語っている。「40代前半で白髪が出始め、子どもたちは白髪の私を見るたびに、『baddas(たちが悪い、厳格な、または気品のある人を意味するスラング:編集部注)だ』と言っていました。お団子にすると、それこそ白と黒の“ごま塩”状態が目立っていたんです。そんな自分をジョージ・クルーニーと比べて楽しんでいましたけどね」

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「パワフルになれる」

もうひとつのきっかけは、多くの女性と同じく、ロックダウンだったという。「この期間中は何もしない時間が多く、私はジェーン・フォンダのヘアメイクを担当していたカラーリストのジャック・マーティンに夢中になりました。そしてたくさんの人に『これがやりたい』と言って、写真を送りました」

 

しかし、マネージャーをはじめとして、すべての人が彼女の熱意を理解してくれるわけではなかったという。「『いまはまだその時ではない』とマネージャーに言われました。だから私はこう言い返しました。『あなたは間違っている。いまの自分を受け入れることで、より私はパワフルになれると思う』」。さらに2年後には65歳を迎えるマクダウェルにとって、ちょうどよいタイミングだったと説明している。「いまやらなければ、“ごま塩”になるチャンスはない。ずっとグレーヘアになるのが夢だったんです!」

アンディ・マクダウェルは、今回の変身のインスピレーションをインスタグラムから得た一方で、白髪の俳優を“ググった”という。「ある人は、カラーリングをした自分を見ると、若作りしているようにしか見えないと言っていました。私もまさにそうだった。顔と年齢が合わなくなってきてしまった。でもいまは、自然な感じで若返った気がします。何かを隠そうとしているのとは違う。これは力技だと思う、マネージャーにもそう説明しました。これはまさに、私が自分の居場所を感じるために必要なものでした」

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2021年7月6日に開幕したカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、レオス・カラックス監督の映画『Annette』上映会のため、大階段を上るグレーヘアのアンディ・マクダウェル。 photo : Getty Images

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男性には求めないこと

マクダウェルは最後に、映画業界が女性に与えているプレッシャーについて話を戻した。「私が女優として苦しんだのは、常により若く見えることを求められることでした。私はいまの自分に満足しているのに、それが受け入れられないのはつらいことです」

また、アンディ・マクダウェルは、「価値があるとか、美しいとか、性的魅力を感じるとかいう理由で、若く見せようとすることを求めないでほしい。男性には、そんなことは求めないのに! (中略)成熟した男性をどう見るか、成熟した女性をどう見るか、じっくり考えてみてほしい。私たちにいま本当に必要なのは、自分の発言や自分が映し出すイメージを検証することだと思います」

text : Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)

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