この秋は、ちょっとレトロな学生風ヘアアクセが可愛い。
Beauty 2021.09.23
秋の到来とともに、ヘアスタイルも変えたい時季。今シーズンは、子どもの頃の記憶をたどって、新しいヘアアクセサリーを見つけてみよう。
今秋のヘアスタイルには、女学生風のヘアアクセサリーが欠かせない。(シャネル2021-22年秋冬コレクションより) photo : Imaxtree
【写真】ヘアピン、カチューシャ、リボン……秋のヘアアクセ15選。
夏の間は、水中から現れた人魚のような濡れたヘアや、ざっくりとまとめたシニヨンで十分だったヘアスタイル。秋になると、もう少し真面目な雰囲気にする人もいる。そして、それを維持するために必要なアイテムは、言うまでもなくヘアアクセサリーだ。今シーズンは選択肢が豊富で、ランウェイでもヘアピン、ヘアバンド、リボンがトップの人気を争っている。
ヘアピン
ショートヘアにもロングヘアにも使えてとても扱いやすい。シャネルのビジューのようなスタイルも、コペルニのショーのようなミニマルなスタイルも、ヘアピンを使えば前髪が邪魔にならないように、すっきりとまとめることができる。
左右アシンメトリーに着けると、より大人っぽい雰囲気に。ブルマリンのように2000年代風にするのでなければ、額の両側にひとつずつつけるのがおすすめだ。このスタイルはヘイリー・ビーバーも愛用しており、彼女のファッション性の高さを表している。
---fadeinpager---
カチューシャ
女学生の忠実な味方であるカチューシャは、ここ数シーズンでその存在感を増している。今秋は、シャネルのロゴのディテールや、ジャンバティスタ ヴァリのパールの繊細さに注目しよう。
カチューシャの代わりになるのがヘッドバンドで、アーデムでは、モデルのポニーテールにニットをあしらったスタイルを提案している。
リボン
小さな女の子の三つ編みヘアの特徴である結んだリボンは、おだんごやシンプルなルーズボブのアクセサリーとして使用できる。モード界では漆黒のドラマチックなオーラが好まれるが、華やかな色を選ぶのも悪くない。
特大サイズのリボンを使うことが今秋のスタイルだ。ひときわ目立たせることがポイントで、ビニールやレザーをグログランの代わりに使用するなど、素材の効果を利用してもよいだろう。
ベレー帽
「Benoît Brisefer(ブノワ・ブリズフェ―ル)」から「Quick & Flupke(クックとプッケ)」まで、コミック作品の世界では、ベレー帽は若い時には欠かせない要素だ。フランスを象徴するこのアイテムは、ファッションショーでもストリートでもさまざまなバリエーションを見せてくれる。たとえば、カラフルなベレー帽、とても平たいベレー帽、ジーンズに合わせたもの……。
長い間、斜め横にかぶっていたベレー帽だが、バランスよくかぶるのが今シーズンの特徴だ。
text: Justine Feutry, translation: Shiho Tatsugami