あなたの自律神経を整える、3つの方法。

Beauty 2021.10.02

天候も、気温差も日によって差が激しい季節の変わり目。強い紫外線が降り注ぎ、湿度も高かった夏の疲労感が出てくる頃でもあり、自律神経のバランスを崩しやすい時です。

自律神経は、自分の意思とは関係なく24時間フル稼働。日中の活動期に優位となる交感神経と、夜の安静時に優位となる副交感神経がバランスをとりながら、私たちの健康を守ってくれています。内分泌系(ホルモン)や免疫系とも相関関係があり、自律神経のバランスを崩すだけでさまざまな影響が及び、心も、肌も、身体も、不調に陥ってしまいます。

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自律神経のバランスを崩してしまう原因は、多岐にわたります。先ほど書いたような季節の変わり目の温度差のほか、光、音などの環境ストレスや、人間関係による精神的ストレス、また不規則な生活リズムや乱れた食生活、過剰な飲酒、寝不足なども自律神経のバランスを崩します。特に現代はデジタル社会。スマホやタブレット、パソコンなどのデジタル機器に長時間触れていることで、目からブルーライトの影響を受け、これがまた睡眠を阻害します。交感神経が活発なまま、いつまでもリラックスできず、緊張が解けないまま不眠に陥り、寝付いたと思ったら夜中に目を覚まして眠れない、寝たのに疲労が残っているなど、不眠症状が国民病のように広がっているのも頷けます。

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自律神経を整えるために、今日からできることは?

不眠に陥ると、肌のターンオーバーが乱れ、その影響で肌のバリア機能も低下。外的刺激にも反応しやすくなります。いまは特にマスク生活が続いているので、肌荒れなどのトラブルの引き金に。疲労を抱えたまま、乾燥が厳しい冬を迎えることになれば、ますます肌状態は悪化。またターンオーバーが正常に行われないことで、シミやくすみも増え、肌老化を加速することにもなりかねません。

こんな時は、とにかく自律神経のバランスを整えることが先決。いくつかありますが、まず試していただきたい心がけを紹介したいと思います。

1. 自分のスタイルで、規則正しい生活を送る

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多忙な毎日の中で、きっちりと時間割りされた生活を送るのは難しいですよね。就寝時間は多少遅くなったとしても、起きる時間は変えないことがポイント。これは、睡眠に誘導するホルモン、メラトニンの原料となるセロトニンが日光を浴びることで分泌されることと、朝起きた時間によって、メラトニンが夜どのくらいに分泌されるかがわかり、入眠しやすい時間帯が決まってくるためです。

2. 自分が取り入れやすいエクササイズを

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自分のライフスタイルに合ったエクササイズ、たとえばランやヨガ、ストレッチ、自宅でできる簡単なエクササイズなど、自分にあったものを取り入れてみて。いまはYouTubeなどでさまざまなエクササイズを見ることが可能です。いろいろ試して、自分が続けやすいと思ったものを、毎日ではなくてもいいので少しずつ取り入れてみましょう。運動して血流をアップすることは自律神経に関わってきますし、脳の活性にも睡眠にも、運動はとても大切です。

3. プレ睡眠タイムはゆったりと

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激しい音楽や映画、本などは避けて、スマホも就寝の30分前には手放して。理想は1時間前くらいに入浴をし、スキンケアをし、寝る前に香りを楽しんで、脳をリラックスさせてみてください。入浴ではアロマバスソルトを使ってみたり、スキンケアはお気に入りの香りのものを使ったり、ピローミストなどを枕にスプレーするのも手です。

次回は、自律神経を整えるアロマを紹介します。

text:Naoko Kubo

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