『エミリー、パリへ行く』に学ぶ、パリジェンヌ風メイク!
Beauty 2021.12.09
ネットフリックスの人気ドラマシーズン2で、エミリー・クーパーのルックに変化が起きた。エミリーを演じるリリー・コリンズのビューティを担当するメーキャップアーティストが、「なんとなく」パリジェンヌ風になったメイクのインスピレーションについて解説。
12月22日の「エミリー、パリへ行く」シーズン2の放映開始を楽しみに待つファンのために、このとってもアメリカンなパリジェンヌのスタイルにまつわる新情報が次々に発表されている。撮影でエミリーを演じるリリー・コリンズのメークを担当したフランス人メーキャップアーティストのオレリー・パイヤンによれば、シーズン2では、エミリーのビューティがこれまでとはちょっと違ったものになっているという。
カラフルなルックのエミリー・クーパーは、色鮮やかなリップときっちり描いた眉で、非常に洗練されたメーキャップでシーズン1に登場した。パリで繰り広げられる物語の続編では、フランス人女性のビューティにインスパイアされて、よりナチュラルでミニマリストなスタイルを取り入れるという。
---fadeinpager---
「エミリーのパーソナリティを守りながら、そこに、フランスのメイクとフランス風のスタイルを少しずつ加えようと考えました」とオレリー・パイエンは「US WEEKY」誌のインタビューで語っている。そして、よりナチュラルな美に向かう繊細な変化は、エミリーという人物における「フランスからのインスピレーション」と「パリジェンヌからの影響」を反映しているという。
新シーズンでは、エミリーはフランス文化に馴染むための時間が少し増え、フレンチ・タッチに心惹かれるようになる、というわけ。「エミリーはフランス人が好き、フランスの風景が好き、だからフランス人化していきます。それは、リップの色がやや控えめになってナチュラルに変化していくことでもあります」
---fadeinpager---
艶やかなスキントーン、リップバーム、そして「ポップカラー」
ちょっとしたディテールのおかげで、すでに最初のシーンで変化が感じられるはず。「マットなリップの代わりに、フランスの女の子たちがしているように、保湿バームを使いました。そういうちょっとしたことなんです」
だが、メーキャップアーティストが、フランス女性に対してよく言われる「エフォートレス」なシックを真似しようとしても、エミリーのスタイルは変わらない。70年代にインスパイアされたポップな色使いの彼女らしいスタイルと、より軽く艶やかなプロダクトが共存していく。そのために、オレリー・パイエンは、ランコムがシリーズとのコラボレーションで発表したメークコレクション「エミリー・イン・パリ」を使ったという。
外面の美しさのためだけではなく、メイクは物語の進行や登場人物の発展を語る上で重要な役割を演じる。「エミリーの個性を反映するためにメイクを利用します。彼女は大胆な口紅をつけてアメリカからやって来た。彼女は言葉で表現する人物。物事をはっきり言い、それを恐れない人」とオレリーは続ける。
では画面でその結果をチェック、パリジェンヌ風インスピレーションの参考にどうぞ。
text: Victoria Hidoussi (madme.lefigaro.fr)