ストレスで胃が重い......リラックスのためのエクササイズとは?

Beauty 2021.12.27

ストレス、イライラ、疲れが溜まってる? 胸が詰まる感じがする……。そんな時、感情やエネルギーを敏感にキャッチする「みぞおち」に集中してみよう。専門家に解説してもらい、エクササイズを教えてもらった。

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腹部に位置する太陽神経叢は気分やエネルギーの受容体だ。 photo: Getty Images

ちょっとしたストレスや、思うようにことが進まない時にお腹や胸に感じる圧迫感……。張っているような、痛いような、詰まっているような感じだ。これは「リラックスしなさい」という身体からの合図にほかならない。みぞおちは重要なエネルギーポイントで、自分の感情や自分への信頼が集中する場所だとされている。胸骨の下、助骨の間にあり、学術的用語でいえば「太陽神経叢」がある場所だ。腹部の臓器(肝臓、胃、脾臓)を支配する神経の交差点で、その放射状の形状からこの名前がついた。みぞおちを緩め、その結果元気に日々を乗り越える方法を3人の専門家が教えてくれた。

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さあ、呼吸しよう!

「このエクササイズを行う5分間は、邪魔が入らないようにしてください」と自然療法士のアニー・キャザマユさんは注意する。「まず仰向けに寝て、背中を床にピッタリつけ膝を立てます。両方の手の平を擦って温め、片方の手を胸骨に、片方をおへその上に置きます。鼻から深く息を吸い、口から吐く。これを2分間続けます。息を吸う時はお腹が膨れ上がり、吐く時に緩んでいくのを感じましょう」

身体の力が抜けていくのを感じられるようになったら、次は心にフォーカスを移す。「エクササイズの後半は、ゆっくり呼吸をしながら麦畑、ひまわり、海辺の砂浜、太陽など黄色いものを思い浮かべます」。ヨガ、瞑想、武術では、太陽神経叢は黄色や火と結びついているからだ。黄色はエネルギー、爽快さ、喜びの色であるとも言われている。

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パワーストーンの力を借りて

パワーストーンは、昔からマッサージやヒーリングに使われてきた。それぞれの石は特有のエネルギーを持ち、ヒーリングの力があると言われているからだ。“パワーストーン・セラピスト”という資格もある。エリザベート・ナドさんは20年以上の経験を持つマッサージのエキスパートで、パワーストーンを施術に取り入れ、太陽神経叢に輝きを取り戻す施術を行っている。もちろんここでも黄色のストーンが基準となる。

「シトリンは凝り固まった感情を解きほぐす手伝いをしてくれます。アンバーは“手放す”ことを助けてくれます。ゴールデントパーズは不安な心に生きる喜びや安らぎ、励ましを与えてくれます」と彼女は説明する。

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エッセンシャルオイルでマッサージ

ストレスやいら立ちを感じた時に、落ち着きや活力を取り戻すには、2時間おきにエッセンシャルオイルでみぞおちをマッサージしてみよう。『Je gère stress et émotions avec les huiles essentielles(ストレスや感情をエッセンシャルオイルで乗り切る)(1)』など多数の著作の著者であるアロマセラピストのジャン=シャルル・ソムラールさんはプチグレンのエッセンシャルオイルを勧める。指先に1~2滴垂らして、円を描きながらみぞおちをやさしくマッサージをすると緊張が和らぐ。時間のゆとりに応じて、数秒でも数分でもいいそうだ。あとはオイルが「勝手に」働いてくれるとのこと。

また、ハチミツにエッセンシャルオイルを加えたものを朝食の時に1、2匙ほど舐めるのもお勧めだそう。彼のレシピは、250gの瓶入りのアカシアのハチミツにローレルのエッセンシャルオイルを1、2滴垂らし、よく混ぜることだという。

(1) Jean-Charles Sommerardの著書『Je gère stress et émotions avec les huiles essentielles』(Solar社刊)

text: Laurence Negroni-Nikitine (madame.lefigaro.fr)

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