自分の顔が好きになる! 春新色でアップデート 魅力が際立つ「ディファインメイク」の7つ道具とは?

Beauty 2022.02.08

メイクもトレンドより好きな色で自由に楽しむ時代。だからこそ、自分の顔を知り、魅力を際立たせるテクニックがあればもっと自由。メイクアップアーティスト、水野未和子が提唱する“ディファインメイク”と春の血色カラーで、アップデートしよう。松本千登世をモデルに、動画で解説したインスタライブもあわせてチェック!


この数年で、ファッションもメイクも大きなトレンドがなくなり「自分らしい」ことが重要に。でも本当に自分の顔を理解して、「好き」と自信を持って言える人はどれだけいるだろう? メイクアップアーティスト水野未和子は言う。

「メイクをする目的は、自分らしく輝くこと。唯一無二の魅力を際立たせることです。その人だけの立体感や生命感を際立たせる=ディファインする『ディファインメイク』なら、他人や年齢に翻弄されることなく、自分らしさを解放できる。自分の顔が好きになるはずです」

そのために必要なのは、「最小にして最大」の効果が得られる、シンプルでミニマムなテクニック。

「顔の中にもともと存在し、その延長線上にある色や質感を使って光と影、つまりシェイディングとハイライトで凹凸を掘り起こして輪郭や骨格を際立たせ、頬や唇などに奥から滲み出るような血色を仕込んで生き生きと。そして、眉や目の形を生かしながら際立たせ、求心的に見せて目元の印象を強めます。基本のこのメイクで自分らしい顔=骨組みが出来上がれば、新しい色やメイクを自由に足して遊べるんです」

顔をアップデートするとは、自分のいまを知り、その時々の自分を存分に輝かせること。

「ディファインメイクで自分を知ると自信が持てる。すると意志を持って、メイクを取捨選択できる。おのずと顔がアップデートされていくと思います」

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ディファインメイクの7つ道具。

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1.2. 肌に溶け込む粉体で、仕上がり質感が異なるチーク。トープベージュのザ ブラッシュ マット 006M、シルバーパールの同 ニュアンサー 001N 各¥3,300/ともにアディクション ビューティ 3. シルクのようにするっとのびて、デューイな輝きを添える。ボームエサンシエル スカルプティング ¥6,050/シャネル

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4. なめらかに描けてマットブラウンがインテンスに発色、長時間美しくキープ。ディオールショウ 24H スティロ ウォータープルーフ 781 ¥3,300/パルファン・クリスチャン・ディオール 5. 絶妙なハーフトーンの発色が、時間とともにその人独自の血色感にオートアジャスト。38℃ シェードライナー 01 ¥1,650/ウズ バイ フローフシ 6. 眉毛一本一本に濡れたような青艶を仕込む。カネボウ クリアアイブロウフィクサー EF1 ¥3,300/カネボウ化粧品 7. ツヤ、プランプアップ、トーンアップを叶え、理想の唇に整える。ノーカラーなのに血色感オン。ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ 2 ¥4,730/イヴ・サンローラン・ボーテ

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ブラウス¥26,400/ヴェルメイユ パー イエナ(ヴェルメイユ パー イエナ 青山店) イヤカフ¥49,500、ピアス¥38,500/ともにララガン(ララガンデザイン)

影と光

奥に引っ込ませたい部分にシェイディングを。マットな影色(1)を筆に取り、額中央の髪の生え際→こめかみ→耳の前→頬骨の下→顎の付け根→顎先と、顔の輪郭をなぞるように薄く入れ、反対側も同様に。前に浮き立たせたい部分に質感違いの2種でハイライトを。微細なパールを含むパウダー(2)で眉山の斜め上、眉下の骨が出ている部分、額の中央より少し下と鼻筋、こめかみの下から頬骨にかけて、目頭中央側の引っ込んだ部分、上唇のふたつの山部分、両口角の下、下唇中央下、顎と唇の間の引っ込んだ部分に重ねる。濡れたようなツヤのスティック(3)を頬骨の高い位置と鼻の頭に入れて、メリハリを強調する。

目元

アイライナー2種で目の輪郭を際立たせる。ウォータープルーフのブラウンペンシル(4)で上まぶたのキワの目頭側1/3と目尻側1/3に隈取り風の「歌舞伎ライン」を入れる。薄い影色のリキッドライナー(5)で上下まつ毛の間を埋めるように「忍者ライン」(隠しライン)を入れる。眉もこのリキッドで毛の隙間を埋めて形を定め、クリアなアイブロウマスカラ(6)で眉を濡れた質感にしながら毛流れを整え、フィックス。

上唇ふたつの山の頂点の上、下唇中央部分リップラインの真下にリキッドライナー(5)で点を入れてから、ノーカラーのリップ(7)を塗るだけで唇の形が際立つ。唇の色の延長線上にあるピンクベージュから赤みブラウンのヌーディなリップでもいい。

●問い合わせ先:
アディクション ビューティ 0120-586-683(フリーダイヤル)
シャネル カスタマーケア 0120-525-519(フリーダイヤル)
パルファン・クリスチャン・ディオール tel:03-3239-0618
ウズ バイ フローフシ 0120-963-277(フリーダイヤル)
カネボウ化粧品 0120-518-520(フリーダイヤル)
イヴ・サンローラン・ボーテ 0120-526-333(フリーダイヤル)
ヴェルメイユ パー イエナ 青山店 tel:03-6419-9086
ララガンデザイン tel:03-6803-8239

*「フィガロジャポン」2022年3月号より抜粋

photography: Kodai Ikemitsu (Be Natural), John Chan (Objects) styling: Chikako Aoki makeup: Miwako Mizuno (3rd) hair: Takeshi (SEPT) text: Chitose Matsumoto

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