「11歳の頃からお腹を引っ込めていた」ジェイミー・リー・カーティス、自分の身体の現実を隠すことをやめる

Beauty 2022.03.21

63歳のジェイミー・リー・カーティスが、映画『Everything Everywhere All At Once』(原題)の撮影で、どの部分も「隠さない」、ありのままの姿を披露した。

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2021年9月8日、ベネチア国際映画祭に登場したジェイミー・リー・カーティス。 photo: Marilla Sicilia/Archivio Marilla Sicilia/Mondadori/Getty Images

映画『Everything Everywhere All At Once』で、ジェイミー・リー・カーティスが新境地を切り開いた。63歳のジェイミーは、アメリカ合衆国内国歳入庁(IRS)の監査官ディアドレ・ボーベアドラを演じるため、身体のどの部分も「隠さない」ことを心がけ、それをファンにむけて発信している。

「撮影クルーみんなに言ったの。隠すためのテクニックは欲しくないってね」と、撮影時の未公開ショットとともに、自身のインスタグラムに投稿した。「男の子や自分の身体を意識し始め、ジーンズがきつくなった11歳の頃から、ずっとお腹を引っ込めてきた。私は現実を隠すために縮めていた筋肉をすべてリラックスさせ、解放することをはっきりと決めたの。それが私の目標だった」

これは、スクリーン上で「物事を隠すという10億ドル規模の産業」に対抗するための彼女なりの方法だ。「補整下着にフィラー注射、美容整形。衣服、ヘアアクセサリー、ヘア製品。すべては私たちの現実を隠すもの」と彼女は語る。

ジェイミーは、こうしたすべてのルールから自分を解放することで、「クリエイティビティの面でも肉体的な面でも、これほど自由な気持ちになったことはないわ」と続けた。

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「自然な美しさ」の提唱


ジェイミー・リー・カーティスは以前からメディアやSNSを通して、自分を受け入れることについて、数多くメッセージを発信してきた。彼女は自分を「自然美の支持者」だと語っており、フィルターや編集アプリを使うことで、自然の美しさが失われてきたと考えている。「私が心配なのは、何でもどこでも投稿するために、自分の外見を変えなければならないと信じている若い世代がいること。それが基準になると、二度と自然な女性の姿に戻れなくなってしまう」と、アメリカのジャーナリスト、マリア・シュライバーとのインタビュー動画で語っている。

また、ジェイミー・リー・カーティスは自らを「プロ・エイジング」と表現し、年を取ることに対して何の問題もないと語っている。「まるで悪いことのように隠したいとは思わない(中略)私は知性と優雅さと威厳と活力を持って年を取りたいと思うわ」と語り、「アンチ・エイジング」という言葉は「削除すべき」としている。

text: Victoria Hidoussi (madame.lefigaro.fr)

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