記録的な猛暑! 気温格差に味方となるアロマは?

Beauty 2022.07.20

久保直子

史上最速で梅雨が明け、6月から30℃超え。猛暑が続いて、熱中症に警鐘が鳴らされています。こんなに内外の気温格差があると、自律神経のバランスはますます狂い、心も身体もダメージが深刻になってしまいます。

自律神経のバランスが狂うと、内分泌系、つまりホルモンバランスも狂い、女性にとってはますます身体の調子を崩しやすくなります。睡眠障害に陥り、疲労感が抜けず、夏バテ状態で過ごすのはとてもしんどいもの。そこで今回は、そんな気温格差の夏に味方になってくれる精油をいくつかご紹介したいと思います。

220708-aroma-01.jpg

photo: iStock

気温格差には、冷却効果、加温効果が期待できる精油を活用するのがおすすめ。暑いからといって単純に冷やすことだけでは、身体の循環が滞ってしまいます。加えて、夏はどうしても頭がのぼせがちで疲労が溜まりやすいので、冷却、加温に加え、刺激を与えてくれるような精油をバランスよく使い分けてみてください。

---fadeinpager---

ペパーミント

220708-aroma-02.jpg

photo: iStock

何度もこの連載でもご紹介したペパーミント。ミントは何百種類もあるのですが、スペアミントとウォーターミントの交配種がペパーミントで、繁殖力が強く育てやすいハーブとしても知られています。冷却作用のメントール、メントンなどが主成分で、この一時的な冷却作用のほか、温める作用もあるのが特徴です。

---fadeinpager---

ライム

220708-aroma-03.jpg

photo: iStock

メキシコ、南米など亜熱帯地方が原産国。フレッシュなレモンに似た香りですが、やや苦味があるのが特徴。柑橘系の中ではリモネンの含有率が低く40〜50%で、そのほか1.8シネオールやβピネンなどが含まれます。ご存知のように飲み物や料理などに多く使われ、愛されています。

---fadeinpager---

カルダモン

220708-aroma-04.jpg

photo: iStock

言わずと知れたスパイス、カルダモン。酢酸α-テルピニルに1.8シネオール、酢酸リナリルなど豊富な成分が含まれ、奥深く複雑な香りをかもし出しているのがこの精油。心を鎮静しながらも集中力を高めてくれるなど、バランスをとってくれる香りです。

ペパーミントは冷却、加温両方に。ライムは爽やかな刺激となってくれます。カルダモンは加温、そしてアクセントとしても活用できる精油です。

次回は、具体的にこの精油たちのシーン別の使い方についてご紹介したいと思います。

editing: Naoko Kubo

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

いいモノ語り
いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories