サイプレスで、むくみを流して自律神経の乱れを調整。

Beauty 2022.09.17

久保直子

エクササイズを習慣化するために、香りを取り入れ、身体を動かす時間を楽しみに変えていきませんか? 血行促進、身体をほぐす作用のある精油の中から、今回はサイプレスをピックアップします。

20220902-aroma1-04.jpg

photo: iStock

α-ピネンを主成分に持つサイプレスは、森林の香りとしてもおなじみですが、リンパの流れを改善し、むくみを取り除く効果も持っています。筋肉痛の予防にもぴったり。それだけでなく、自律神経の乱れを調整してくれたり、女性ホルモンのバランスも整えてくれることから、日常生活で起きやすい心身のトラブルに非常に役立つ精油です。甘い香りが苦手、という方にはぜひ手に取って活用していただきたい1本です。

ブレンドのポイント
むくみやすく、静脈に問題がある方はサイプレスとヘリクリサムを2:1でブレンドしてみましょう。2%濃度のマッサージオイルを作る場合は50mで20滴なので、サイプレスを12滴、ヘリクリサムを8滴でブレンドしてみてください。ヘリクリサムについては、また別の機会に詳しく紹介したいと思いますが、皮膚の再生作用に優れた精油で、スキンケアにも非常におすすめの1本。気の巡りによって滞り、どことなく気だるいような身体の痛みなどが出てくる場合にもこの精油が味方となってくれます。

20220902-aroma2-01.jpg

photo: iStock

マッサージ方法
特にむくみがひどいという時は、ひととおりアロマオイルでマッサージした後にパンパンになっている部分を何回か優しくマッサージしてください。なでているだけで、滞った血流が流され、だんだんほぐれてきます。繰り返し行うことで痛みも緩和されていくはず。夜のお風呂上がりだけでなく、日中ちょっとむくんでいるな、という時にも使ってみてください。仕事中はぴったりしたパンツやストッキングを履いていてオイルマッサージができないという人は、オイルなしで脚をさするだけでも流れていきます。マッサージ習慣をつけるだけで、むくみやすさも段々と緩和されていくので、ぜひ試してみてください。

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories