グウィネス・パルトロウやサラ・ジェシカ・パーカーもやっている"白髪ぼかし"テクとは?

Beauty 2022.12.17

コロナでロックダウンになったのをきっかけに白髪染めをやめた女性も多い。白髪を生かしつつ、グレイヘアへの移行を楽しむためのカラーリングテクニックをご紹介しよう。

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グウィネス・パルトロウ。(ビバリーヒルズ、2022年10月25日)photography: Abaca

相次ぐロックダウンがきっかけとなり、グレイヘアに移行する女性が増えている。とは言え、白髪染めをやめる決心をするのはなかなか勇気がいる。とりわけ白髪がまだ多くない時点ではなおさらだ。

 

 

では、きれいな白髪になるまではどのように過ごしていけばいいのだろう? グウィネス・パルトロウサラ・ジェシカ・パーカーは、その答えを見つけたようだ。正確にはふたりのヘアカラーリストが、ということだが。

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スムーズな移行

答えはヘリンボーンハイライト。このテクニックを使えばグレイヘアへのスムーズな移行が可能だ。ちなみに「ヘリンボーン(杉綾)」とは床材などに用いられるV字の模様のこと。似たコンセプトのテクニックにグレーブレンディング(髪全体にカラーリングやブリーチを使ったバレイヤージュを施し、統一感を作り出すテクニック)がある。

イギリス版「ヴォーグ」誌の取材に対し、カラーリストのゾーイ・アーウィンはこのヘリンボーンテクニックを昔から活用していると語った。「グレイヘアを完全に隠すのではなく、いくつかのハイライトカラーをミックスして調和させる」ことがポイントらしい。今年の5月にはヘアスタイリストのトム・スミスも「ヘリンボーンの形にハイライトカラーを入れる」ことでグレイヘアが引きたつことを「グラムール」誌に語っている。「白髪の間に複数のカラーを入れることで暖色と寒色の絶妙なバランスがとれた色合いが得られます」と言うと、「カラーを重ねるのではなく、互い違いに(すなわちヘリンボーン状に)入れることで、混じりあう色合いがより自然になります」と説明した。大事な点は色を規則的に並べていくのではなく、「それぞれのグレイヘアの不規則なパターンに合わせて複数のハイライトカラーをうまく散らしながら全体に広げていくこと」だそうだ。

トム・スミスがウェブサイト「TZR(The Zoe Report)」に語ったところによると、お客様への施術にあたって似合うカラーを選ぶため、ヘリンボーン床とセレブの写真を組みあわせたものを3種類用意して見せるそうだ。「木床の写真を用いてイメージしやすくしています」とのこと。

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茶髪にはミディアムトーンを

冒頭で挙げたセレブふたりは共にブロンドヘアだが、これは茶髪にも応用できるテクニックだ。「もっと暗い色合いのヘアの人には、ダークブロンドなどのミディアムトーンを使い、髪に細かく入れこんでいきます」とゾーイ・アーウィンは解説してくれた。コツは「暖色系のベージュトーンに寒色系」を組みあわせることで「バランスを取り、くすませないこと」だそうだ。グウィネス・パルトロウやサラ・ジェシカ・パーカーが取り入れているこのヘリンボーン・ハイライトでグレイヘアの移行期をうまく乗り切ってはいかが?

text: Justine Feutry (madame.lefigaro.fr)

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