花粉シーズンの本格化前に、ハーブティーで対策を。

Beauty 2023.02.09

久保直子

花粉症が気になる時期になりました。特に今年の飛散量はとても多いと予測されており、いまからちょっと憂鬱な気分になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで、アロマとハーブを用いてケアする植物療法、フィトテラピーでの花粉症ケアをお伝えしたいと思います。

浄化&体質改善のハーブで予防。

まずは予防法。この時期から花粉症対策のハーブティーを飲み始めてください。

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photo: iStock

花粉症によいとされるハーブはさまざまありますが、今回は浄化、体質改善の観点から効果の高いネトル、エルダーフラワーを紹介します。手に入れやすいハーブとしては、ミントもおすすめ。どれかひとつでも効果的ですが、この3つのハーブがブレンドされているハーブティーであれば、より相乗効果が期待できます。1日に数回、最低でも朝と夜の2回は飲んでみてください。ハーブティーは根気よく続けることが大切です。飲みにくい場合はハチミツやアガベシロップを少し入れてもいいでしょう。

薬を前もって飲み始める、という方もいるかもしれませんが、予防の段階では、できるだけ身体への負担が少ない自然療法を選びたいものです。早めに準備しておくと、肌も身体も花粉症の影響がだいぶ緩和されます。

また、ハーブティーを飲むだけでなく、ライフスタイルの管理も万全に。食事、睡眠、運動などにも気を付け、ハーブティーの効果が得られやすい身体を作っておく、ということはとても重要なことです。

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ここからはひとつひとつのハーブについて、詳しく見ていきましょう。

花粉症対策ハーブの定番|ネトル

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photo: iStock

和名は「セイヨウイラクサ」。利尿・浄血作用があると言われているネトルは、古くから重用されてきました。花粉症に効果のあるハーブティーにはよくブレンドされているのではないでしょうか。クロロフィルが豊富で、鉄分、カリウムなどのミネラルやビタミンも含有されており、体質改善にもピッタリ。長期間の使用はアレルギーに注意してください。

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風邪やインフルエンザにも|エルダーフラワー

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photo: iStock

和名は「ニワトコ」、スイカズラ科のエルダーフラワー。発汗作用、粘液溶解作用、抗炎症作用など、多くの作用を持つとされ、欧米ではなじみのあるハーブです。インフルエンザの特効薬とも呼ばれています。クセがあまりないので、飲みやすいことも利点。スイカズラ科のアレルギーの方は注意し、また生での摂取は避けてください。

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マルチに活躍、頼れるハーブ|ペパーミント

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これまで何度も取り上げてきたミントですが、本当にマルチなハーブです。胃腸を整えるだけでなく、抗アレルギー作用があり、花粉症のハーブティーにもよくブレンドされています。すっきりした味でリラックス効果も。

次回の記事では、花粉症対策のアロマオイルを紹介します。

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

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