自分の機嫌は自分でとる。モチベーションUP術とは?

Beauty 2023.06.11

久保直子

新型コロナウィルス感染症の位置付けが5類感染症に移行して、閉塞的だったこの数年間から少しずつ脱却しようとしています。
コロナ禍を経て180°人生が変わった人もいれば、それぞれ度合いは違いますが、いろんな変化や気づきがあったはず。
そのうえで、いまもう一度見直したいのは、自身との向き合い方。

日常で気分のアップダウンが起きるのは当たり前のこと。ですが、このコロナ禍では、目に見えない不確かなものに怯え、鬱々とした日々が続きました。気分が落ち込むとやる気が出ず、前に進みたいという気持ちも萎えてしまいます。
全てをポジティブに捉える必要はないと思いますが、前に進もうとする気持ちをちょっと後押しするために、フィトテラピーを効果的に取り入れてみてはどうでしょうか。

私自身、この数年間の変化はストレスになることも多く、その度にフィトテラピーに頼りました。即効性はありませんが、少しずつ心身の健康を整えることができ、いまにいたっています。

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photo: shutterstock

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朝に香りの習慣を取り入れる。

そのような中で今回は、「自分の機嫌を取るためのフィトテラピー」について紹介します。
まずは、香り。眠る時にアロマを取り入れている人は多いと思うのですが、その習慣を朝にもぜひ。起きた時の自身の状態に合わせて、最適なものをセレクトしてみましょう。

朝にアロマを取り入れるメリットはいろいろあるのですが、まず起きるのが楽になります。眠っている間に記憶の整理をしていた脳をリフレッシュさせて、交感神経を優位に導き、モチベーションもアップ。憂鬱な気持ちを高揚させたり、ちょっと気持ちが落ちている時も、香りが脳に届くことでその回復をサポートしてくれます。

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photo: shutterstock

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自分の状態に合った香りをセレクト。

基本的に、朝におすすめしたいのは柑橘系です。
ですが、倦怠感がある時や目覚めがいまいちな時には、ちょっと合わない場合もあります。その時の状態に合わせての精油をセレクトしましょう。

「目覚めがとてもよい」という方におすすめしたいのは、交感神経優位をサポートし、心を高揚させてくれるマンダリン。「朝の目覚めがちょっといまいち」という方におすすめしたいのは、優しく、穏やかなカモミール。
そして「眠ったのになんだか全体的に疲労感が残っている」という方は、心身を強壮してくれるリトセア、ローズマリーをチョイス。
次回の記事で、使い方と一緒に解説していきたいと思います。

texte:NAOKO KUBO

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

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