身体を冷やさずに猛暑を乗り切るコツは?

Beauty 2023.08.03

久保直子

記録的な猛暑が続いています。さすがにこの暑さと湿気で、心身ともに参っている人も多いのではないでしょうか。

こんな時にいちばん不安視されるのが、自律神経の乱れ。涼しい室内と屋外ではかなりの気温差があり、本来、身体で調節できるものもできなくなります。自律神経のバランスが乱れると、呼吸や体温から乱れはじめ、睡眠にも悪影響が及ぶことから、全てが悪循環に陥りがち。

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photo: shutterstock

ものすごい暑さの反動で、冷たい飲み物、冷えた空間などを求めてしまいますが、こんな時こそ身体を温めることが大切です。とはいえ、やはり冷たいものは欲しますし、何がなんでも温かいものをというのも、逆にストレスになると思います。今回は、暑い中でも上手に身体を温める方法をお伝えします。

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冷たい飲み物をとった後は、白湯で対策。

身体によくないとわかっていても、暑い日、キンキンに冷えた飲み物の誘惑には勝てません。
そんな時のおすすめは、白湯の活用です。
冷たいものを飲んだ後、少し体温が落ち着いた頃に白湯を飲むのです。そうすると胃腸が温まり、冷たいものの影響が少なくなります。
芯からの冷えは、不調のもと。胃腸を温める回数を増やし、対策をしてみてください。

白湯はゆっくり飲むことで、代謝アップし、頑固な便秘にも効果を発揮します。ダイエットしたいという人にも一石二鳥。
朝に白湯を飲む習慣のある人もいると思いますが、朝だけでなく、ぜひ日中も白湯を活用してみてください。

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photo: shutterstock

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寝苦しい熱帯夜の過ごし方。

日中だけでなく、夜も暑くて過ごしにくいですね。こんなに寝苦しいと、エアコンをついついつけっ放しにして寝てしまいます。そうすると就寝中に身体が冷え切ってしまい、起きる時にだるさを感じる、なんていう方も多いのではないでしょうか。

エアコンをつけたまま寝る場合、温度は26〜28℃となるべく高く設定し、タイマーで切るようにすること。それから頭を冷やすことも有効です。熱帯夜が続くと、どうしても入眠に必要な体温低下がしにくくなりますが、頭を冷やすことで深部体温が下がり、寝つきやすくなります。眠れない、という人はぜひお試しを。

次回は、真夏にぴったりのアロマテラピーをご紹介したいと思います。

texte:Naoko Kubo

久保直子

ウェルネス&ビューティジャーナリスト/植物療法士/アロマデザイナー
AMPP(仏植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト、DTWフラワーエッセンスプラクティショナー、スポーツアロマテラピストの資格を所持。美容ライター時代に培った膨大な美容の知識と、植物療法をツールに、独自のウェルネス&ビューティについて発信。そのほか製品開発、アロマデザインやセミナーなど幅広く活動。
Instagram:@naonaonaozou

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