次なるトレンドは? いま注目の最旬ヘアスタイル4。
Beauty 2023.11.08
装いのオーラを格上げするトレンドヘアを、2024年春夏シーズンのランウェイより徹底調査。各メゾンの多彩なアプローチから、今年らしい佇まいを叶えるためのポイントをマスターしよう。今回フィーチャーするのは、いま注目すべきヘアスタイル。洗練された印象へと導いてくれる長さやフォルムを参考に。
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軽やかな気分を体現。優雅に揺れるエアリーロング。
Chanel photography: Spotlight
Ulla Johnson photography: Spotlight
Yuhan Wang photography: Spotlight
新たな季節のしなやかなムードを伝えるかのごとく現れたのが、ふわふわのロングヘア。クセ感を残したエフォートレスな「シャネル」やソバージュ風の「ウラ ジョンソン」など、ヘアの表面に動きをつけて軽さを感じさせるウェーブスタイルが目立った。少女のようなあどけなさを漂わせる「ユハン ワン」では、頭の高い位置からカールさせたドールライクなヘアを、ところどころ縦巻きやうず巻き風に固めたアレンジも。
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新時代のボブは、柔和でラフに進化。
Burberry photography: Spotlight
Ralph Lauren photography: Spotlight
Brandon Maxwell photography: Spotlight
直線的なフォルムが印象的だった先シーズンの長めボブ。今季はそこへ柔らかな動きを加え、よりイージーに。ヘアを耳の下あたりでコンパクトにカットした「バーバリー」では、髪に動きをつけながら額をすっきりと出して、大人っぽく理知的な雰囲気を醸し出した。長めレングスの「ラルフ ローレン」では、ゆるめの巻きと細かいウェーブをランダムに混ぜてメリハリを。横分けにした「ブランドン マックスウェル」は、毛先にくせ毛風の動きをつけて、肩の力が抜けた印象をプラスしている。
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リアル感とツヤが一体となった、ネオ無造作ヘア。
Louis Vuitton photography: Spotlight
Stella McCartney photography: Spotlight
Gucci photography: Spotlight
一見手をかけていないように思える、ノンシャランなナチュラルヘアも。ただ今季は、しっかりとグルーミングされたツヤと、リアルなドライテクスチャーが共存している印象だ。輝きをたっぷりたたえた「ルイ ヴィトン」からソフトな光沢を感じさせる「ステラ マッカートニー」まで、なりたい雰囲気に合わせて調節しよう。表面にだけドライな質感をプラスした「グッチ」では、センターパートだけでなく、クールなかきあげヘアもお目見えした。
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不揃いとオン眉がかわいいチョッピーバング。
Dries Van Noten photography: Spotlight
Alessandra Rich photography: Spotlight
Fforme photography: Spotlight
前髪は、無作為でアシンメトリーな切りっぱなしの毛束感がカギとなりそう。「ドリス ヴァン ノッテン」では、額に沿う量感を保ち、コケティッシュな表情に。一方で「アレッサンドラ リッチ」のショーでは、ブリーチヘアにドライな質感で厚みを持たせ、ジグザグのカットラインとトムボーイ風のチャームを強調したモデルが登場した。さらに「フォーム」は、前下がりのラインでカットしたワイドバングをサイドに流して動きをつけ、ジェンダーレスなピクシーカットをクリエイト。
editing: Misaki Yamashita