京都の町家を再生、ル ラボの新ショップがオープン。

Beauty 2024.03.28

2006年、ニューヨークのノリータ地区に、フレグランスをその場でブレンドし、シンプルなボトルに詰め、ラベリングをして手渡してくれるラボのようなショップが誕生した。香水の名前は、「ローズ 31」「サンタル 33」など、香りの素材と使われている数だけ。男女の区別もない。でも、ブレンドした日付、名前やメッセージを印字して、唯一無二のフレグランスに仕立てることができる。使い終わったら店でリフィルを詰め替える。その名も「ル ラボ」の登場は、フレグランスの価値観をがらりと変える"事件"だった。

07年、国外初出店したのはノリータに良く似た東京・代官山。当時から日本に深い敬意を払ってきたル ラボは、満を持して京都に特別な店舗を構えることに。それが、3月20日にオープンしたル ラボ 京都町家だ。

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1879年に建てられた酒蔵だった町家を改装。

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入り口左手に、その場でボトリングするラボを設置。24年夏頃開始予定。

ル ラボのフレグランスには、好きなメッセージや名前を欧文23文字以内でその場で入れることができるが、京都町家のオープニングに合わせ、日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)メッセージのパーソナライゼーションサービス(最大16文字まで)が先行でスタートする。

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古い梁や壁を残しながら地元の職人と提携して修理。備わっていたタイルのシンクも銅製の配管とともに蘇らせた。洗い流すバス&ボディ製品はここでテスターが可能。

扉の奥には小さな庭を挟んで蔵があり、そこは世界で3店舗目、日本では初出店のル ラボ カフェ。テイクアウトでコーヒーや紅茶、ヴィーガンのペストリーを楽しめる。手水鉢や灯篭、植栽も見どころ。

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2階には、何百種類ものエッセンシャルオイルや調香師のノートなどを展示した「調香の間」と、日本の職人やアーティストを迎えるオープンなアトリエ「工匠の間」が。

町家に合わせて選ばれた古い家具や道具、生け花や掛け軸などと、グラースの香料を使いニューヨークで育ったル ラボの製品が驚くほど溶け込んでいる。知っている香りも、この空間で試すとまた違った印象を受けるかもしれない。京都で特別な香りの体験を!

ル ラボ 京都町家/ル ラボ カフェ 京都町家
LE LABO KYOTO MACHIYA / LE LABO CAFE KYOTO MACHIYA 
京都府京都市中京区木屋町通四条上る2丁目下樵木町206番地
tel : 075-708-3905
営)10:00~19:00
不定休
www.lelabofragrances.jp
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