最先端の「肌分析」で本当の私を知る、美容クリニック体験記。

Beauty 2024.05.24

「自分の肌がどんな状態か」「いま必要なお手入れや施術は何なのか」、これは女性にとって、永遠のテーマであるはず。今回は研究所レベルの環境を備えた、銀座ALOOP CLINIC & LAB(アループ クリニック & ラボ)にお邪魔して、最先端の肌分析を美容ライターの宇野ナミコが体験してきました!

銀座の中央通り沿いに昨年末オープンしたアループ クリニック & ラボ。院内に一歩入ると、都会の喧噪を忘れさせてくれるような、木目を生かした空間がゆったりと広がっています。

240517_aloopclinic_top.jpg

左はクリニックの受付、右は施術室の一例。インテリアデザインは、ブルーボトルコーヒー等を手がける芦沢啓治氏によるもの。エントランスの包まれるようなラウンジソファなど、居心地のよい空間に仕上げられています。

光治療や水光注射など一般的な美容皮膚科の施術に加え、アループ クリニックの特長は「肌分析」があること。研究機関と同等の環境を整えたラボを併設し、「肌がいまどんな状態なのか」を客観的に測定できます。

240517_aloopclinic_2.jpg

問診票に記入したら、メイクを落としていざラボへ! ずっしり重い二重扉の室内は、常に計測に適した温度と湿度に保たれているそう。

---fadeinpager---

研究所レベルの設備で、多面的に肌の状態をチェック!

解析には3種類の機械を使用します。ひとつ目が3D画像を測定する「VECTRA(ベクトラ)」。3方向から撮影した画像を合成し、顔立ちの形状を立体的に示してくれるんですね。

240520_sashikae_1.jpg

3D画像診断機のベクトラ。カメラの前に座って真顔で撮影するだけ。一瞬で終了します。

ふたつ目は、2Dの画像を解析する「VISIA(ビジア)」。こちらは、クリニックやエステでときどき見かける機械です。肌表面に生じた「シワ」「赤み」「シミ(これから出てくる隠れジミも含む)」など、6つの項目が分かります。

240520_sashikae_2.jpg

2D画像診断機のビジア。あごを固定して撮影します。こちらも計測は短時間で終了!

3つ目は、「MPA」。肌の「角層水分量」「皮脂量」「水分蒸散量」、そして「弾力」を計測できます。ちなみにこの機械、化粧品会社の研究所取材でよく見かけるため、「本当に研究機関と同じ機器を採用してるんだ」と、あらためて実感しました。顔に張ったシールの穴にアタッチメントを当て、それぞれ計測していきます。

240517_aloopclinic_5.jpg

肌質診断機のMPA。シールは毎回同じ位置で計測するための目安です。

計測はいずれも痛みもなく、短時間で終了。その後数分ほど画像の合成を待つことに。さて、結果はというと......?

---fadeinpager---

思いがけない結果に驚愕。シワがこんなにあったなんて!

まず、「ベクトラ」による3D合成画像がこちら。自分の顔を下から見ることはまずないので、新鮮な体験でした。「フェイスラインがぼやけてきていますね。あご周りも、たるみの予兆が生じています」と、山﨑研志院長。ほ、本当だ、ゆるっとしてる!

240517_aloopclinic_6.jpg

3Dの合成画像は、正面、真横、さらに斜め下や真下からなど、さまざまな角度からチェックできます。

さらに、驚いたのが「ビジア」と「MPA」の結果でした。ビジアの解析画像では、右目の下にシワがくっきり刻まれているではありませんか! さらに右顔のシワスコアが極端に低かったんです。

240517_aloopclinic_7.jpg

左: ビジアの解析結果。上列左から2番目の画像、目の下のグリーンはシワのエリアを示しています。 右: 診断をスコア化したもの。右顔のシワスコアが低い数値に。

本人的には「シミ」に長年悩んできたものの、「たるみ」「シワ」はほとんど意識していなかったので、衝撃を受けてしまいました。

「これらの3つ機器による肌分析データと、ポーラ化成の持つ2万件以上の肌データを掛け合わせた皮膚解析を行います。同社とは研究連携しており、"いま優先的に治療すべき肌悩み"と"将来顕在化しそうな肌悩み"が導き出せるんですね。この解析をもとに、その方に合った"オーダーメイド施術プラン"を提案しています」(山﨑院長)

ちなみに私が提案されたのは、ハイフでたるみを引き上げてから、2回目以降に光治療でシミや色ムラにアプローチする、6回のプランでした。

240517_aloopclinic_app.jpg

分析の結果は、LINE内のシステムで見ることができます。肌悩みにあったお手入れ法や食事に関するアドバイスも。

通常の「ALOOP 肌分析プラン」では、この後、その人に合ったトライアルの施術が受けられます。今回は特別に、1カ月後に再度「肌分析」で変化を見るべく、医療用ハイフを体験させていただきました。

240517_aloopclinic_8.jpg

医療用ハイフの感じ方には個人差があるそうですが、私の場合はずーんと響くような独特の感覚がありました。ダウンタイムはなく、施術直後からメイクできるのはありがたい限り。その後顔に筋肉痛のような感覚が1週間ほど残りました。

---fadeinpager---

1カ月後の肌に再び驚愕。客観的なデータってスゴイ!

ハイフの効果が最も現れやすいという1カ月後、再度クリニックを訪問することに。正直、鏡を見た限りでは特に変わった感じはせず。「解析画像に差がなかったらどうしよう」と心配していたのですが......?

240517_aloopclinic_9.jpg

ベクトラの解析画像。左がハイフ施術前、右がハイフ施術1カ月後、明らかに変化が分かります!

「えっ、すごい!」と、思わず声が出てしまいました。フェイスラインがすっきりして、顔全体がタイトに締まっています。おでこが引き上がったせいか、目もパッチリ開いた印象に。

240517_aloopclinic_facepart2.jpg

肌分析の2回目以降は、ビフォアとアフターの画像を重ねて変化をチェック。

前回と今回の画像を重ね、「色」や「等高線」で変化を示した画像がこちらです。「赤は前回より低くなった部分で、引き締まったことを示します。青は高くなった部分で、ふっくらしたことを示しています」(山﨑院長)。頬はキュッと引き締まり、ほうれい線はふっくらしたことが一目瞭然です!

「ハリ向上を目的とした施術の場合はベクトラ、シミや色ムラに対する施術の場合ビジアやMPAの解析が参考になります。これらのデータをもとに、ご本人の希望も伺いながら、より満足度の高い施術へと繋げていきます」(山﨑院長)

なるほど......。とはいえ、提案されたプログラムを継続するのは、時間的にもコスト的にも勇気がいるはず。もちろんプログラムは強制ではなく、ひとまず「肌分析」で自分の肌状態を知る形でもOK。また、一般的な美容皮膚科と同じように、レーザーなど希望の施術を1回単位で受けることもできるそうです。

一方で、もし私が肌分析することなく美容クリニックに行ったら、間違いなく「シミを取りたいです」って希望すると思うんですよね。自分の肌状態が全然分かっていなかったので。肌分析と先生のカウンセリングを受け、効果がこれだけ「見える化」されると、説得力が違うなと感じました。

自分の肌状態を知りたい方、美容医療に興味があるけど、何をしたらいいのか分からないという方は「最初の一歩」として、肌分析を体験してみては? 意外な発見の連続で、目からウロコが落ちるかもしれません。

ALOOP CLINIC & LAB
東京都中央区銀座1丁目7-7 ポーラ銀座ビル4F
0120-506-182(フリーダイヤル)
開)11:00~20:00(月、水、金、土、日) 10:00~18:00(火、木)
休)年末年始、不定休
https://aloop.clinic

●ALOOP 肌分析プラン¥16,500(肌分析+トライアル施術)
次回以降の施術は1回につき¥44,000(税込)
※施術1~2種類体験+セルフケア用のメディカルコスメ付き
※+¥44,000(税込)でオプション選択も可能

text: Namiko Uno

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
Figaromarche
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories