1300人が参加した、仏マダムフィガロのホリスティック体験イベント「Feel Good 2024」とは?

Beauty 2024.12.05

パリ2区のアトリエ・リシュリューにて、フランスのマダムフィガロが約30のブランドとたくさんの専門家を集め、ウェルビーイングをテーマにしたイベント「Feel Good 2024」を開催。パリのいまを感じさせたその内容をリポート。

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セフォラのスタンドでは、ベネフィットのスキンケアやスピードメークアップを提案。photography: Jean Picon/Say Who pour Mdame Figaro

今年で第2回を迎えたマダムフィガロの「Experience Feel Good」イベント。会場となったアトリエ・リシュリューには、11月15日と16日の2日間で1300人以上が来場し、編集部の提案によるプログラムの数々を体験した。このイベントに集まったブランドの数は30に上り、ビューティとウェルビーイングをめぐる出会いの場となった。

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会場となったアトリエ・リシュリューは、ルーフトップから自然光が差し込む明るい空間。photography : Say Who x Madame Figaro

キーワードは、「ブースト」「再生」「リコネクト」「体験」の4つ。参加した各ブランドのブースで繰り広げられる予約不要の体験メニューは常に満員状態となった。オーディナリー、Kat Burki、Cosmetics 27、レオノール グレユは肌や頭皮診断を、MiYéは頭皮マッサージを、ロクシタンはショルダー&ネックマッサージを提案。コーダリーの限定スパ、myBlendのスキンケアのほか、セフォラ、ダイソン、マニキュリストのタッチアップに列ができ、参加者は思い思いの時間を過ごした。

イベントに先駆けて11月5日に発表されたFeel Good プライズフューチャーホープ賞はMimétique社のフェイスクリーム「Crème Skin Restore」。"ワオ"効果賞はダイソンの「Airstrait ストレイトナー」。エシカルコスメ賞はCosmetics27社のバーム「Baume 27」。そしてクラランス社のセラム「Double Sérum」に栄誉賞が授与された。受賞セレモニーの司会も務めたジャーナリストのフィリピーヌ・ダルブレーによるお試しビデオはこちら。

ブランドのブースのほか、会場内の3つのスペースでは、トーク、アトリエ、ケアのプログラムが一日中、登壇者を迎えた。

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Cosmetics 27の創設者であるミシェル・エヴラールによるワークショップ。photography : Say Who x Madame Figaro

予約制のワークショップでは、アルテス ステューディオのヘアブラッシング教室、ジャーナリストのクレマンティーヌ・モンペリュスによるライティング教室、あるいはキャリアコーチのゼヴァ・ベレルのビジョンボード作りなど。ホリスティックメンターのクロエ・ブルームは、自分の中の"影の部分"を探ることの重要性を説いた。メイクアップアーティストのアドレア・アリは、米国のブランドKat Burkiの製品を使って肌のポテンシャルを引き出す方法を教示。また、フィットネスクラブKALONのインストラクターは、自分に自信を取り戻すための正しいポスチュア(姿勢)を指南した。

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マニキュリストのワークショップでは、ネイルケアを実践。photography : Say Who x Madame Figaro

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話題のフェイシャリスト、シルヴィ・ルフラン、マリー・プロワル、マルゴ&オティリー・フォシュール姉妹のフェイシャルマッサージや、セリーヌ・パヴォワーヌのフェイシャルスポーツも。肌により耳を傾け、知り、働きかけることを学ぶワークショップはソールドアウト続出の人気ぶりとなった。

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MiYéのブースにて、頭皮マッサージを受けてリラックスする参加者。photography : Say Who x Madame Figaro
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2週間でシワを改善、と謳うFreo社のLEDマスクのトライアルも人気。マスクをつけたまま会場内のブースを見て回る人も。photography : Say Who x Madame Figaro

トークイベントも、インフルエンサーや起業家、アスリートなどを迎えてさまざまなテーマで開催された。モードブロガーの先駆者としてのスタートからビューティブランド「Doré」を立ち上げるまでの歩みについて、さらに美容への関心や年齢を重ねることを語ったギャランス・ドレ。たった22歳でブランドMilia Matchaを立ち上げたアンディ・エラのトークは、そのサクセスストーリーと抹茶の美容効果についてがテーマ。また1月に著作が刊行予定のエステル・ルフェビュールは、より良く年齢を重ねるための鍵を伝授した。インスタグラム@thebraingutschientistのエミリー・スタンバックは、ふたつの脳(脳と腸内フローラ)によりよい栄養を与えることで、ウェルビーイングを改善し、認知能力を高め、体重をよりよくコントロールできることを解説した。

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ビューティやウェルネスの専門家を招いたプログラムも。写真は神経科学者のエミリー・スタンバックによるトークイベント。photography : Say Who x Madame Figaro

フェンシングのパリ・オリンピック金メダリストのマノン・アピティ=ブリュネは、アスリートとして、メンタルと身体のコントロールの重要性についてスピーチ。オーディエンスとの質疑応答を交えつつ、登壇者たちは自らの体験を惜しみなく披露した。

盛りだくさんの体験メニューの合間には、心身の休憩プログラムも。特設カフェでアダプトゲンのハーブをベースにしたドリンクを提案したのは、Café Hygée x Madame。ことに、乾燥したバラのつぼみの香りが漂う冷たいハーブティー「エリクシール・ドゥ・ボーテ」はこのイベントのために特別に作られたドリンクだ。メンタルの休憩に最適な、初の催眠マシン「Dream Machine」も人気を呼んだ。さらにウェルビーイング関連の書籍や雑貨を集めたショッピングコーナーもあり、環境問題に配慮したモードブランドMister Kも出店。

ビューティに関心の高いパリジェンヌが集まった、交流と発見に満ちた2日間。その締めくくりは、サウンドセラピスト、マイア・アロームの登場だった。16日から17日の夜にかけて訪れる満月に合わせて披露された、クリスタルボウル・サウンド。デリケートで慈愛に満ちたファイナルプログラムとなった。

text: Justine Feutry(madamefigaro.fr) translation: Masae Takata(Paris Office)

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